Appleは「N50」というコードネームでスマートグラスの開発を進めています。もともとは2026年内に発表することを目指していましたが、カメラ搭載AIスマートグラスによるプライバシー問題が浮上したことによる対応で、遅れが発生しているとみられています。

Apple Glasses May Debut at WWDC 2027: Privacy, Camera Features Versus Meta - Bloomberg

https://www.bloomberg.com/news/newsletters/2026-07-26/apple-glasses-may-debut-at-wwdc-2027-privacy-camera-features-versus-meta-ms1v7lta

Apple targets WWDC 2027 for smart glasses but is still deciding on the camera question

https://thenextweb.com/news/apple-smart-glasses-privacy-camera-debate-wwdc-2027

Appleがスマートグラスに取り組んでいることは2025年から噂されています。

Appleが2027年までに電力効率とカメラ性能を向上させたスマートグラス用チップの量産開始を目指しているとの報道 - GIGAZINE



この開発計画はAIペンダント、カメラ内蔵AirPodsとともに直近も進行中であると報じられています。

Appleはスマートグラス・AIペンダント・カメラ内蔵AirPodsと3種類のAIウェアラブルデバイスの発売を目指している - GIGAZINE



スマートグラスには社内で「N50」というコードネームが与えられ、当初は2026年内の発表を目指していたとのこと。

しかし、Metaのスマートグラスが先行して広がる中で、盗撮動画やいたずら動画などの懸念が広がっていて、Instagramは一線を越えたようなものについては削除する方針を明らかにしています。

Metaグラスを使ったナンパ動画など一線を越えたものをInstagramが削除 - GIGAZINE



Apple情報に詳しいBloombergのマーク・ガーマン氏は「N50」のスケジュール延期について、「Appleのエンジニアリングチームとマーケティングチームは、製品そのものだけでなく、Appleのプライバシーに関するメッセージの洗練にも取り組んできた」ことを理由の1つに挙げています。

ガーマン氏は、Metaがスマートグラスで商業的に初めて成功した功績を認めつつも、プライバシー問題が足かせになっていると指摘。

その上で、Appleの関係者から「プライバシーを最優先事項に位置づけている」や「現行製品には未搭載の、ハードウェアおよびソフトウェア関連の新たなプライバシー機能を多数試作中」といった情報を得ていると述べました。

ただ、2021年に発売した落とし物トラッカー「AirTag」で、本来の使い方とは異なるストーキングなどに悪用される事例があったことをふまえて、同じように想定外の問題が発生して数年がかりで対応していくことになるとみられます。

Appleの音を鳴らしたり方向を示したりして落とし物を見つける手助けをしてくれる「AirTag」を使ってみた - GIGAZINE