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大分県立特別支援学校で、登校中のスクールバス内に児童が50分間にわたって取り残されていたことが分かりました。

【写真を見る】特別支援学校のスクールバスに児童を50分間置き去り 運転手が車内確認怠る 安全装置のボタンを手元に置く不適切運用 大分

ハザードランプ点滅で教員が発見…50分間車内に放置

(県教委・山田雅文教育長)「命に関わる重大な事故につながりかねない。教育委員会としても大変深刻に受け止めている」

これは24日に開かれた定例の大分県教育委員会会議で明らかにされたものです。

県教委によりますと、県立特別支援学校で6月17日午前8時45分ごろ、スクールバスが到着した際、座席で眠っていた小学生1人が降りないままエンジンを切って鍵がかけられ、50分間にわたって車内に取り残されました。

ハザードランプの点滅で異変に気づいた教員によって児童は救出され、健康状態に問題やけがはありませんでした。この日、県内の日中の最高気温は24.7度でした。

当時、児童がいないことに気づいた学校側は、保護者に電話連絡したものの不通だったため、「遅れて登校してくるのではないか」と思い込み、玄関で待っていたということです。

安全装置のボタンを手元に…

通園・通学バスをめぐっては、静岡県で2022年に3歳の女の子が置き去りにされ、死亡した事件を受け、安全装置の設置が義務化されています。

この装置は、エンジンを停止すると車内でアラームが鳴り、運転手が子どもが残っていないか確認しながら、車内後部に設置されたアラーム停止ボタンを押す仕組みです。

しかし今回、委託業者の運転手がブザー停止ボタンを手元に置き、車内の確認を怠っていたことが判明しました。

運転手は業務を始めた今年1月はルール通り使っていましたが、「音に敏感な児童もいる」などの配慮を理由に、ボタンを手元に置く不適切な運用が定着していたということです。

県教委は6月29日に、スクールバスを使用する県内の特別支援学校に対し安全対策の通知を出したほか、今年9月に抜き打ちで安全点検を行う方針です。