高須クリニックの高須幹弥氏が自身のYouTubeチャンネルで「看護師の離職率が高い本当の理由」を公開した。

中京学院大学看護学部臨床教授としての知見を持つ同氏が、一般的に言われている労働環境の過酷さだけでなく、業界特有の構造や人間関係の闇について独自の見解を語った。

看護師の離職率が高い理由として、夜勤などの不規則な生活や、命を預かる重い責任の割に給料が安いという点が一般的に挙げられる。これについて高須氏は、物価高や医療費削減の煽りを受けて病院側も人件費を上げられない実情があると説明し、「最もな理由」だと同意する。

しかし、本当の理由はそれだけではないと主張。全国的に看護師不足が続いており、需要に対して供給が足りない状態であるため、「そもそも看護師は転職を繰り返す人が多い職種」なのだと指摘した。ステップアップのために様々な現場を渡り歩く人や、職場に不満がなくても新たな分野に挑戦するために離職するケースも多いという。

さらに、高須氏自身が関わる美容クリニックを例に挙げ、人間関係の問題にも深く切り込んだ。美容クリニックは夜勤がなく待遇も良いため人気だが、女性ばかりの職場ゆえに「人間関係がドロドロになってしまう」と語る。男性のいじめが暴力的な傾向にあるのに対し、女性は派閥作りや無視といった陰湿な嫌がらせになりやすいと指摘。

特に、職場を支配する「モンスターベテラン女性従業員」の存在を挙げ、暗黙のルールの押し付けやターゲットを絞ったいじめが横行していると明かした。その重苦しい空気に耐えられずに辞めていく人が後を絶たず、「モンスター自身も度を超えると追い出され、また別のクリニックでモンスター化する」と、業界を巡る負の連鎖を暴露した。

単なる労働環境の問題にとどまらず、いつでも再就職できる売り手市場という業界の構造や、女性中心の職場ならではの複雑な人間関係が離職率を押し上げていると結論づけた。現場をよく知る高須氏だからこそ語れるリアルな実態に、思わず考えさせられる内容となっている。