食べ応えがレベルアップした『特から®』(ニチレイフーズ公式HPより)

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 夏休みに入り、毎日のお弁当作りに追われる家庭も多いなか、大手食品メーカー・ニチレイグループがサイバー攻撃を受け、一部商品の供給に影響が出ていることが明らかになった。冷凍食品は忙しい朝の強い味方だけに、「よりによって今?」と不安の声が広がっている。

【写真】スーパーから冷凍食品が消えた?火種となったサイバー攻撃

お弁当の定番だからこその不安

 ニチレイグループは7月13日、システム障害が発生したことを公表。その後の調査で、グループのサーバーがサイバー攻撃を受けていたことが判明した。

 被害拡大を防ぐため、グループ全体のシステムを停止した結果、ニチレイロジグループの冷蔵・冷凍倉庫における入出庫業務や、ニチレイフーズの冷凍食品の受注・出荷業務などに影響が発生。一部サーバーには個人情報も保管されていたことから、同社は個人情報保護委員会へ漏えいの可能性がある事案として報告し、調査を進めている。

 17日からは安全対策を講じたうえで受発注や出荷業務を順次再開しているものの、供給への影響は一部で続いているという。また、外食チェーンやスーパーなどでも一部商品の提供や販売に影響が出ていることが明らかになっている。

 こうした状況を受け、SNSでは、学童保育や部活動などで毎日のお弁当作りが始まった夏休みのタイミングと重なったことを心配する声が相次いだ。

夏休み入ったら毎日お弁当だからやばい……》
《学童のお弁当どうしよう》
ニチレイの唐揚げ週3で使うから困る》
《スーパーに冷凍食品が全然ない》
《冷凍庫の中身ほぼニチレイ製品だからやばい》

 など、夏休みお弁当づくりへの影響を懸念する声や、店頭で商品を見つけにくくなったとする投稿が目立っている。

夏休みお弁当が増える時期

 共働き世帯の増加などを背景に、冷凍食品は「あと一品」を補うだけでなく、お弁当作りを支える存在として定着している。特に夏休みは、学童保育や部活動などで毎日お弁当が必要になる家庭も多く、唐揚げやハンバーグ、自然解凍できるおかずなどの需要が高まる時期だ。

 グルメ誌編集者は今回の反響について、こう話す。

ニチレイは『特から(R)』をはじめ、お弁当向けの定番商品を数多く展開する、冷凍食品市場を代表するメーカーです。冷凍食品は今や“手抜き”ではなく、忙しい家庭を支える生活インフラと言っても過言ではありません。

 もちろん他メーカーの商品もありますが、『子どもがこの唐揚げを気に入っている』『いつも同じ商品を買っている』という家庭もあります。そのため、供給への影響が報じられると、『いつもの商品が手に入らないかもしれない』という不安につながりやすいのでしょう。

 特に夏休みは年間でもお弁当を作る機会が増える時期です。実際の供給状況は商品や地域、店舗によって異なりますが、『なぜこのタイミングで』と受け止める人が多かったのだと思います」

 7月22日の同社の報告によると、今週中に全拠点が通常稼働に移行する予定だ。夏休みというタイミングで起きた今回のサイバー攻撃は、日々のお弁当作りを支える冷凍食品が、多くの家庭にとって欠かせない存在であることを改めて浮き彫りにした。

週刊女性PRIME