【高校野球】大阪桐蔭が悪夢の敗退 10回スクイズは反則打球でアウト センバツ優勝年に初めて夏切符逃す
◇第108回全国高校野球選手権大阪大会4回戦 大阪桐蔭2─3大阪立命館(2026年7月19日 くら寿司スタジアム堺)
選抜優勝校が散った。第108回全国高校野球選手権大会(8月5日開幕、甲子園)の地方大会は19日、33大会で148試合が行われた。大阪大会4回戦では選抜優勝の大阪桐蔭が、延長10回タイブレークの末に2―3で大阪立命館に惜敗。選抜V校が地方大会で敗れるのは23年の山梨学院以来3年ぶりとなった。20日は北北海道、宮崎、沖縄大会で決勝が行われ、今夏最初の甲子園出場校が決定する。
史上3度目の春夏連覇の道は、あまりに早い終幕を迎えた。今春選抜王者が4回戦敗退。大阪大会8強を逃したのは16年の3回戦敗退以来10年ぶりで、選抜を制した年に夏の聖地を逃すのは、5度目の今回が初となった。
「追いついた方が、よりプレッシャーがかかると思った。攻めのスクイズ。(判定には)何とも言えません。勝ちに導いてあげられなかった監督の責任」
西谷浩一監督の勝負手は思わぬ結果となった。タイブレークで2―3と勝ち越された延長10回。1死満塁で、大津昴偉留(あいる=3年)のスクイズは投前へ転がった。同点と思われたが球審が「打者が完全にバッターボックスから飛び出して打撃をしました」と反則打球でアウトを宣告。2死満塁で主将の黒川虎雅(たいが=3年)は投ゴロに倒れた。「最後、打ち切れなかったのは自分の弱さ。ふがいなく申し訳ない気持ち。どこよりも日本一を目指してやってきた思いがあった。悔しい結果」と涙が止まらなかった。
今夏初登板初先発の背番号1の吉岡貫介(3年)が初回に押し出し含む4四球と暴投で2失点。打線も7回に追いつくのがやっとだった。歴代2位の春夏通算10度の甲子園優勝校が、厳しい現実を突きつけられた。 (吉村 貢司)
○…選抜優勝の大阪桐蔭が大阪大会4回戦で敗退。選抜で優勝しながら夏の甲子園を逃すのは23年山梨学院以来3年ぶり。大阪勢では93年の上宮以来33年ぶりとなった。都道府県別では、選抜優勝校が夏に地方大会で敗れるのは、並んでいた愛知、兵庫勢を上回り大阪勢が6度目となり単独最多に。以下は神奈川勢が4度、広島、岐阜、徳島、静岡勢が3度となっている。

