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今も多くの愛好家がいるアナログレコード。わずかなノイズや音の味わいが、デジタルにはない魅力です。このアナログレコードが紡いできた音楽史をたどることができる展示館が、富山駅北にオープンしました。森本記者がお伝えします。

森本記者
「ずらりと並ぶレコード。色とりどりのジャケットは、まるでアート作品のようです」

富山市下新本町に移転オープンした「レコード歴史展示館60’s」。

その名の通り、1960年代から70年代を中心に、歌謡曲からロックまで幅広いジャンルのレコードが展示されています。

ジャケットに目をやるとー。

「昭和の歌姫」美空ひばりさんに、「キング・オブ・ロック」エルビス・プレスリー。およそ1000枚ものジャケットが並ぶ館内は、音楽の歴史をたどる、さながら「レコードの美術館」です。

館長の竹島精一さん。ここにあるすべてのレコードを一人で集めました。

レコード歴史展示館60’s 竹島精一館長
「昭和生まれの同世代には、展示を見て過去、自分の半生を思い浮かべてもらって、また励みにしてもらいたい。今のデジタル世代、配信世代にはレコード、ジャケット、音盤を含めての総合パッケージソフトとしての面白さに気づいてもらいたい。できることなら話を引き継いでもらいたい。そういう大きな目的が2つある」

展示しているおよそ1000枚のレコードは、竹島さんのコレクションのほんの一部。学生時代からコツコツ集めた総コレクション数は6000枚以上にのぼります。それだけに、こだわりもひとしおです。

竹島精一館長
「LPレコードでこだわっているのは、あくまで初盤(であること)。最初に発売されたレコードというのは、その当時の文化とか出来事とかいろんなものが、当時のオリジナルのものが詰め込まれている。情報を持っている。当時に流行った髪型とか、お化粧の仕方とか、ファッションとか、その時代だからこそのものが映っている」

また、日本ならではのレコードの特徴もあるといいます。

竹島精一館長
「ジャケットについている帯、外国盤にはない。日本の独特のレコード文化の一つ。例えば、キャッチフレーズとか、値段とか、メンバーの名前とか、そういったものが細い細かいスペースの中に詰め込まれている。時代性を感じる」

展示のコンセプトは「昭和世代」。年代順に並べて、リリースされた年の出来事や当時のレコードプレーヤーを一緒に展示して、懐かしい記憶を呼び覚ますような空間づくりを目指しています。

ジャケットにわくわくして、封を開け、針を落とした、あの日。

竹島精一館長
「生活そのものですよね。振り返ると、どれだけ音楽に救われたか。レコード音楽を聴くことによってどれだけ励まされたか、気を紛らわせたか。思い返すと本当に音楽にお世話になっていますよね」

「レコードとともに」 竹島さんの原点です。