FIFAワールドカップ2026】フランス代表 0−2 スペイン代表(日本時間7月15日/ダラス・スタジアム)

【映像】母国紙酷評の「回し蹴りPK献上」(実際の様子)

 レ・ブルー(フランス代表の愛称)の32歳DFが犯した軽率なワンプレーに、母国メディアから厳しい声が上がっている。

 フランス代表は日本時間7月15日、FIFAワールドカップ2026の準決勝でスペイン代表と対戦。0−2の完封負けを喫し、3大会連続での決勝進出を逃した。

 この大一番で試合の流れを大きく左右してしまったのが、スコアレスで迎えた20分のPK献上のシーンだ。自陣右サイドからのクロスが流れて左サイドへとこぼれ、ワンバウンドしたボールをDFリュカ・ディーニュが頭でコントロール。そのまま左足のボレーでクリアを狙った。

 しかし、死角から猛然と突っ込んできた19歳になったばかりのFWラミン・ヤマルにわずかに先にボールを触られてしまい、ディーニュはそのまま回し蹴りのような形でヤマルの太もも付近を蹴り飛ばしてしまったのだ。

 主審は即座にファウルとPKを宣告。リプレイ映像を確認すると、ディーニュは頭でボールをコントロールした際に背中を向けており、背後から迫るヤマルの動きに気づいていなかった可能性が高い。この痛恨のPKをFWミケル・オヤルサバルに冷静に沈められ、フランスは先制点を許してしまった。

「彼の記憶に長く刻まれるだろう」

 母国フランスの権威あるスポーツ紙『L'EQUIPE』は、この致命的なシーンを「この準決勝のシナリオが急転直下するには、20分まで待たなければならなかった。ほぼ無害に見えたボールに対し、リュカ・ディーニュは背後から迫るラミン・ヤマルに気づかず、コントロールを誤ったお粗末なクリアでPKを献上してしまった。これをミケル・オヤルサバルが沈めた」と辛辣に描写している。

 さらに同紙は、ディーニュをこの試合のワースト選手に選出。「リュカ・ディーニュ、敗戦の象徴」と厳しい見出しを打ち、「ラミン・ヤマルとの対峙は巨大な試練になると分かっていたはずだが、ディーニュはそれに失敗した。あの何気ないボールでヤマルに気づかずPKを献上したアクションは、彼の記憶に長く刻まれるだろう。意欲は見せたものの、スペインの神童の影響力を抑えるのに多大な困難を強いられた」と、19歳のヤマルに翻弄された事実を手厳しく報じた。

 決勝トーナメントに入ってからDFテオ・エルナンデズから左SBのレギュラーを奪い返していたディーニュだったが、この試合では痛恨のミスを犯してしまい、73分にそのテオと交代している。

 敗れたフランス代表は、日本時間7月19日の3位決定戦へ回ることに。一方、勝利を収めたスペイン代表は決勝へ駒を進めた。もう1つの準決勝(イングランド代表vsアルゼンチン代表)は、日本時間7月16日に開催される。

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