森保Jの守備力は高い。問題は奪ってから、どうするか。元日本代表監督の西野朗が強調「ボールを保持し、打開できる瞬間」を見つけてもっとアグレッシブに
1996年のアトランタ五輪で共闘した2人は、北中米W杯に臨んだ日本代表の戦いぶりも振り返る。森保一監督が率いる日本は、ラウンド32でブラジルに1−2で逆転負け。目標に掲げる優勝には届かなかった。
西野氏は「森保監督のチーム作りって、非常に、まずディフェンスが強い」と、その守備力を評価する。
「堂安(律)にしても、中村敬斗にしても、すごくディフェンスをするんですよ。ディフェンスだけのディフェンスではなくて、ボール保持しないと攻撃できないから、そのためのディフェンスをみんなで、もう上田(綺世)から、全員がやる。
ボールを奪取して、攻撃を仕掛ける。相手のゴールまで少し遠いけど、その奪取力はチームですごくやっている、献身的にやっている」
問題は、奪ってから、だ。
「やっぱり、そこから行く力が、まだまだやはり弱かったり、個の力で打開できたり、三笘(薫)がいれば、南野(拓実)がいればなというところもありますけど、ディフェンスから攻撃に行くところの切り替えの速さ、個の打開力、あとは決定力、そういうストライカーがもっと出てくれば、可能性はあると思う。もっともっとアグレッシブにアクションを起こしていく」
自身が日本代表を率いた2018年のロシア大会でも、感じていたことでもある。
「自分たちから仕掛けていく、アクションを起こしていく、相手に強い選手がいるからどう抑えようかとか、チーム力でちょっと差があるからどう戦おうか、ではなくて、まず日本のチーム力、攻撃力もありますから。ボールをしっかり保持しながら、自分たちで打開できる瞬間をたくさん見つけながら、攻撃力をもう少し意識して、これからチーム作りをしていけば。ボールを奪取するところは全員で共通理解を持ってやれているので、そこから先は、これから4年間、積み上げていく」
守備力というベースは固まっている。そこから先をどう上積みしていくかが、悲願のベスト8以上、そして世界一につながっていくのだろう。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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