清純派アイドルとして活躍した大森玲子さん

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 榊原郁恵、井森美幸、深田恭子、石原さとみなど多くの人気タレントを輩出してきた新人発掘オーディション「第48回ホリプロタレントスカウトキャラバン」の開催が発表された。第1回の1976年以来、半世紀の歴史を誇る同オーディションで、1996年に「ホリプロタレントスカウトキャラバン PURE GIRLオーディション」でピュアガール賞を受賞したのが大森玲子さんだった。

【写真を見る】現在42歳の大森さん、マレーシアの7LDKの自宅の一部

清純派アイドルとして、アニメ『魔法のステージファンシーララ』(テレビ東京系)の声優・主題歌、『どうぶつ奇想天外!』(TBS系)などのバラエティー、グラビアで活躍。新山千春、優香、酒井彩名らで結成されたアイドルユニット「HiP(ホリプロ・アイドル・パラダイス)」の人気メンバーだった──。現在、42歳になった大森さんは南国のリゾート地・マレーシアで暮らしている。NEWSポストセブンは一時帰国中の大森さんに、移住した理由や現地での生活などについて聞いた。【前後編の前編】
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 マレーシアの首都・クアラルンプールに移住したのは2019年です。その前年に2歳年上の会社経営者の夫と結婚して、夫が「海外進出したいな」と希望したからなんです。私は日本大好きの愛国心強めなので、海外に住むなんて思ったこともなかったんですけど、いろいろ調べるうちにワクワクしてきて。2人でスペインやフィリピンとかあちこち行ってみて、安心・安全で一番暮らしやすそうだったマレーシアに決めました。

 こっちは気候もよくて、食事もおいしい。日本人シェフの店もたくさんあります。伊勢丹も、業務スーパーも、ドン・キホーテもあって、私の好きな日本のお菓子やお酒のアテも手に入るんですよ。

 物価はピンキリですけど、一番安いと実感するのは家賃。マレーシアはタワマンが当たり前くらいの感覚だから、すごくいい暮らしができると思います。プール付き、24時間コンシェルジュ付きの物件も珍しくないのに、家賃は日本の3分の1くらいだから、物件選びが楽しいです。私の家は7LDKの戸建てで、前庭と後ろ庭があって……全体の広さはよくわかりません(笑)。大型犬のニューファンドランド、グレート・デン、ゴールデンドゥードル、フラットコーテッド・レトリーバーの4頭を飼い、庭をドッグランにしているので、それなりの広さはあるかもしれません。

 お世話が大変そう? 住み込みのメイドさんにお願いしていて、30代後半のフィリピンの女性の方です。他人を自宅に入れたくなくて、メイドさんをお願いしていない日本人は多いみたいですけど、犬の毛が抜けて大変なので私は犬のお世話やお掃除をお願いしています。私の"単語英語(文法を気にせず、単語を並べるだけの英語)"を空気で理解してくれるので、彼女がいないと生きていけません(笑)。

 そんなマレーシアで何をしているか、というと完全に専業主婦です。「全然、主婦に見えない」とよく言われるんですけど(笑)、結婚したとき、私の人生のすべてをかけて夫の生活のサポートをしていきたい、と思ったので……。といっても、食事はパスタを作るくらいで、デリバリーをフル活用しています。マレーシアはデリバリー文化が発達していて、それに夫は仕事が忙しく外で会食も多い。なので、普段はあまり一緒に食事もできないんですよ。最初は寂しかったですけど、元気でちゃんと帰ってきてくれるので、まあいいかな、と。

 今年で結婚して8年になりますが、子どもはまだいません。私も夫もほしいので、これから本気出して不妊治療に取り組もうと思っているところです。年齢を考えればもっと早く始めるべきだったんですけど、30代で子宮の検査を受けたとき、すごくコンディションが良くて、これなら急がなくていいか、って油断してしまいました。

 ただ、子宮の状態は良くても、卵子の年齢まで若いとは限らない、と聞いて、もっと早く始めるべきだったな……って。マレーシアは海外から来る人がいるくらい不妊治療が進んでいると聞くので、これから前向きに取り組んでいけたらな、と思っています。

 夫とは友人に誘われた誕生パーティで出会いました。 "お父さんオーラ"があって、「クマさんみたいな人だな」というのが第一印象。腰が低くて「結構年上なのかなあ」と思ったら、2歳しか違わなくて。

 そうと知ったら親近感が湧いて、話が弾みました。私はもともと梅干しや漬物が好きで、当時、"梅水晶(細かく刻んだサメの軟骨と梅肉を和えた料理)"にハマっていたのでその話をしたら、夫が「おいしい店があるよ」ってご飯に誘ってくれました。夫は子どもの頃、テレビをあまり見てなくて、アイドルをやっていた私のことは知らないらしいです。

 若い頃はちょっと不良っぽい男性に惹かれていたんですけど、ある時から穏やかで優しい人に惹かれるようになりましたね。夫はほんと、のんびりしていて年齢のわりにガツガツしていないというか。そういうところが新鮮だったし、信頼できるな、って感じたんです。ケンカすること? ありますよ。くだらないことで(笑)。仕事中に話しかけて怒られたりとか。でも、大ゲンカはないですね。

 こうして日本に来るのは3か月に1回くらい。夫と一緒に来たり、私1人だけだったりします。逆に夫が仕事で1人で日本に来ることも。定期的に日本に来る理由は、ホームシックにならないようにですね。今はマレーシアも日本と同じくらい好きなんですけど、マレーシアにいると日本に帰りたくなるし、日本にいると「マレーシアの友だちはどうしてるかな」って気になるので、今くらいの頻度で日本とマレーシアを行ったり来たりするのは、私にとってちょうどいいバランスですね。

普段は、家でゆるゆるな生活を送っています。メインはNetflix鑑賞(笑)。『ドラえもん』とか『クレヨンしんちゃん』とかの日本のアニメ、それから刑事ドラマ『メンタリスト』とか欧米のドラマを楽しんでます。

 あとはジムに行ったり、ヒップホップダンスを週2回習っているので、そこでできた友だちとご飯を食べに行ったり、カラオケで歌ったり。一緒にダンスチームを組んでいるのは30代後半の日本の子たちなので、私が声優をやった作品を見て育ったらしく、カラオケで主題歌を歌って踊ったらよろこんでいました(笑)。

 ほかに、マレー人、中国人、韓国人、ロシア人、パキスタン人……と、国籍、人種、宗教はさまざま。いろんな人がいて、勉強にもなっておもしろい。言葉は公用語のマレー語と、あと英語と中国語がよく使われているので、私は英語を単語ベースでしゃべっています。

 お酒は週1、2回、軽く。インスタには友だちと楽しく飲んでいる写真をよくアップしているので、毎日飲んでばかりに思われるかもしれませんけど、友だちと飲むのは"非日常"だからアップしているだけなんです(笑)。実は、去年、肝臓の数値が悪くなって入院したので、ドクターから「強いお酒はやめるように」と言われ、あまり飲めないんです。でも、お酒の飲み過ぎが原因ではなくて薬剤性肝障害……サプリメントの飲み過ぎが原因でした。

 もともと"成分"に興味があって、どの美容成分が身体のどこにいいとか、調べてサプリや漢方とか自分の身体で試して長年、摂取してきたんです。そしたら20歳の頃も一度具合が悪くなったんですけど、去年、すごく気持ち悪くなって。しゃべれない、立てない、動けない……疲労感がいつもの100倍くらいになっていました。

 でも、約束があったから無理して出かけ、お酒飲んだら2杯で酔っちゃって。「私はそんなタマじゃないのにおかしいな」と思って病院へ行ったら、基準値が8〜38 IU(国際単位)/L(リットル)とされるSGOT(AST、肝機能障害の代表的な指標)が1万2000 IU/L近くまで上がったりとか、肝臓が悲鳴を上げていました。そのまま入院1週間、4か月自宅療養しました。

 もう大丈夫ですけど、お酒がトリガーになるので控えめにして、サプリは厳選して飲んでいます。生活も変えて、今は早寝早起きしてしっかり休んで、自分の身体を大事にするようになりました。以前は私、遊ぶときはとことん遊んで、寝ないでそのまま仕事行っちゃったりとか。それが今は夜7時には布団に入って、Netflixを見ながら寝落ちして、朝6時には起きる……かなり寝てますね(笑)。

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 異国の地に渡って8年、マレーシアでの生活を語った大森さん。続編では清純派アイドルとしてブレイクも感じていた違和感、プライベート写真流出の本音、絶頂期に1年半失踪していた過去を包み隠さず本音で明かしている。

(後編につづく)

取材・文/中野裕子(ジャーナリスト) 撮影/岩松喜平