(写真左:橋本愛/右:24年6月、映画『あんのこと』舞台挨拶に登壇した佐藤二朗・ともに本誌写真部)

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7月1日に「文春オンライン」で報じられた女優・橋本愛(30)に対する俳優・佐藤二朗(57)の“ハラスメント疑惑”。佐藤は記事の内容に真っ向から反論するなど、騒動は波紋を広げている。

「記事によると、騒動の発端は今年6月23日に最終回を迎えたドラマ『夫婦別姓刑事』(フジテレビ系)の撮影現場。佐藤さんが橋本さんの楽屋に乗り込み、女優のキャリアを否定するような発言をしたといい、フジテレビが外部の弁護士に調査を依頼した結果、佐藤さんの行為が“深刻なハラスメント”と認定されたといいます。いっぽう、佐藤さんの所属事務所は報道直後に発表した声明で、“記事には事実と異なる点がある”“一方の当事者の主張のみを前提としている”などと反論しました。

事務所によると、橋本さんが過去に受けたハラスメントによりトラウマを抱えており、佐藤さんと夫婦役を演じた同作では“身体的接触を制限したい”との意向があったのですが、これが制作側の意図で佐藤さん本人には伏せられ、撮影中にトラブルに発展。以降は身体接触のルールを設け、佐藤さんもこれを遵守したといいます。そして、橋本さんの楽屋に行ったことは認めつつ、そこではスタッフ同席のもと助言を行っただけで、退室時の彼女は笑顔だったとのこと。事務所側で専門家に確認したところ、ハラスメントとは認定されなかったとも説明しています」(スポーツ紙記者)

そして、佐藤本人も1日夜に更新したXで、《さすがに、さすがにもうこれ以上は我慢できません。僕は撮影中、何度も「もう我慢の限界だから、このドラマを降板させてほしい。そして全ての事実を公にするべき」と訴えました》と告白。3日の投稿でも、《勿論、偏った記事とは思ってましたが、ここまでとは。ステレオタイプの「か弱い若い女性」と「典型的な昭和のパワハラオヤジ」を完全に創作してる》と不快感を示した。

今回の騒動めぐって、佐藤の出演番組を擁する各局の対応は割れている。映画やドラマ、バラエティ番組などに引っ張りだこの佐藤だが、3日配信の「日刊スポーツ」の記事によると、佐藤が出演する歴史番組『歴史探偵』(NHK)について、NHKは《現時点で放送予定に変更はありません》と回答。一方、対照的な判断を下したのが、フジテレビだ。

佐藤といえば、9月公開予定の映画『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』に、警視庁に勤務する医師役として出演することが6月29日に発表されたばかり。ところが、映画公開前に放送されるフジテレビのスピンオフドラマを、佐藤が降板することが明らかになったのだ。

3日配信の「スポニチアネックス」の記事によると、フジテレビが佐藤に降板を通達したのが7月1日。さらに、その日はドラマ撮影初日だったというが、同メディアの取材に対して、関係者は《前日(1日)にドラマの撮影中止の連絡があった》と話したという。

ドラマは映画本編と連動しており、佐藤を含めたキャストの紹介も兼ねていたといい、撮影中止は映画の興行や佐藤のキャリアにとっても相当な痛手。そんななか、SNSでは一部で、フジテレビによる佐藤降板の判断を疑問視する声が上がっている。

「6月29日に佐藤さんの『踊る』新作映画への出演が発表され、その2日後の1日に文春の報道がありました。またフジテレビは、文春オンラインで騒動が報じられた翌日の2日に発表した声明で、佐藤さんのドラマ中の橋本さんへの言動に対して《厳重注意を行うとともに、再発防止を求めた》と説明してます。

29日の『踊る』への出演発表時にスピンオフドラマの制作は発表されていませんでしたが、内容を考えれば、当然その前に制作は決まっており、佐藤さんへのオファーもかなり前から出ていたはず。フジが佐藤さんに『踊る』の一連の作品への出演オファーをしたタイミングが、今回の騒動の前なのか後なのかはわかりませんが、29日の出演発表時点で『夫婦別姓刑事』の現場でトラブルがあることを把握し、佐藤さんに厳重注意をしていたことは間違いありません。

今回のスピンオフドラマへの降板要請は、文春報道を受けてのものということですが、厳重注意をしておきながら、29日に映画の出演を発表し、その2日後にはいきなりスピンオフへの降板を言い渡すというのは対応としてあまりにも二転三転しすぎではないでしょうか。フジテレビがトラブルを本当に重大な問題だと認識していたのであれば、そもそも『踊る』映画への佐藤さんへの出演を、トラブルが起こった時点で佐藤さんサイドと議論していたでしょうし、ましてや29日に出演を発表することなどもなかったでしょう。

これでは、フジテレビと佐藤さんとの間で“厳重注意”というかたちで話がついたにもかかわらず、報道によって騒動が明るみになることがわかった途端、態度を一変させたと捉える人も多いでしょう」(前出・スポーツ紙記者)

Xでは現在、こうしたフジテレビの対応が“不誠実”だとして、以下のような厳しい声が寄せられている。

文春が発売されるまでは該当の発言を知った上で踊るのキャスティングは問題ないと判断していたのに、表に出た途端降板。問題は発言そのものではなく世間の評判であることの証明だし、そういう判断をするフジテレビに発言を責める資格はない》
佐藤二朗と橋本愛の確執は把握していて厳重注意の上で知っていて踊る大捜査線のスピンオフに起用してたわけでしょ?それをすっぱ抜かれたから降板させるってパワハラ以外の何なの?》
《フジ声明も読んだけど「フジが事実を知り厳重注意、再発防止を求めた時点で踊る派生ドラマも降板してもらっていた」ならまだ分かるが、報道が出て炎上したんで降板だと、むしろフジも佐藤氏の人権を尊重してなくてブレブレじゃない?》