元日本代表のラモス瑠偉氏(69)が1日、大井競馬場で行われた第49回帝王賞のプレゼンターを務め、連覇したミッキーファイト号に騎乗した戸崎圭太騎手らに花束を贈呈した。

 レース前にはトークショーを行い、ワールドカップ決勝トーナメント1回戦で惜しくもブラジル代表に敗れた日本代表についてコメントした。母国との一戦を「他人と一緒に観るのが嫌」と自宅で一人で観戦したというラモス氏は、「いやー強くなりましたね。最後にみんなの涙を見て、全力で戦ってくれた。最後の最後まで走り切ってくれて、(ここまで今大会で)あそこまでブラジルを苦しめたのは日本だけ。我々は歴史を作ればいいんだよ。近い将来、日本は決勝まで行けるんじゃないかなと思います」と後輩たちの成長に目を細めた。

 ラモス氏はレースも予想。「自分も日本代表の10番を背負った人間。昔、自分も牧場でアルバイトしていたから(馬の)走り方は分かる。調べたら大事なところで負けたりしていたから、今回はリベンジするんじゃないかなと思って買いました」と馬番号10番のディクテオン号を本命馬に指名した。なお、ディクテオン号は3着だった。

 最後にラモス氏はファンに向けて健康の大事さを呼びかけた。自身は2016年末に脳梗塞を発症。懸命のリハビリで乗り越えると、現在はがんと戦っていることを明かしている。「みなさんも目標や夢を叶えるために頑張っていると思うけど、元気でいないと何もできない。皆さんも元気でいれば何でもできる」と力強く話していた。

(取材・文 児玉幸洋)