日本代表FW町野修斗(ボルシアMG)が北中米W杯ベスト32敗退から一夜明けた30日、報道陣の取材に応じ、後半33分から左シャドーで出場し、W杯デビューを飾ったブラジル戦を「自分の力不足をただただ痛感した時間になった」と振り返った。

 町野は6月11日、左足首負傷でチームを離脱したMF遠藤航に代わる追加招集により、W杯メンバーに選出。前回カタールW杯に続いて2大会連続の追加招集となった。

 カタールW杯では一度も出場機会が得られず、今大会でもグループリーグの出場はなかったが、劣勢に陥っていたブラジルとの大一番で出番を獲得。右シャドーとして守備に回った上、攻撃で孤立する時間が長く持ち味は発揮できなかったものの、3年半越しのW杯デビューを刻んだ。

 それでも町野は「あそこで僕を選んでもらったのはもちろん、信頼があるからというのは言葉を交わさなくても分かるし、この場でこの言葉を使うのはあれだけど嬉しさも感じた」と率直な思いを口にしつつも、それ以上の悔しさを吐露した。

「でも4年間、積み上げてきたものが数十分だったので。そこには悔しさもあるし、いろんな感情がある。またこの悔しい思い、自分の力不足を這い上がる材料にしなければいけないと感じている。次に向かうしかないし、必要とされる選手にもっとなれるようにしたい」

 3年半越しに立つことができたW杯のピッチは「日常ではない。あの雰囲気だったり、国を背負ってW杯を戦うのは相当なプレッシャーだった」。

 4年後に向けては「その資格を得られるように」と控えめな表現にとどめ、「(チームに)求めてもらえるような選手によりならないと。戻りたいから(選ばれたい)じゃなく、W杯に行きたいからというより、僕が必要だという存在になりたいという思いに変わった」とレベルアップを誓った。

(取材・文 竹内達也)