クマ被害防止へ 狩猟期間延長を計画案に 富山県の環境審議会
ツキノワグマによる人身被害の防止に向けてきょう県内の専門家による会合が富山市で開かれ、狩猟期間の延長などを盛り込んだ計画案を取りまとめました。
きょう開かれた県環境審議会の野生生物専門部会では、有識者や専門家ら8人がツキノワグマの管理計画案について審議しました。
昨年度の県内のツキノワグマの出没件数は過去10年で最多の1068件、捕獲数も過去最多の397頭となっています。
一方で、狩猟免許所持者のうち43.5パーセントが60歳以上で高齢化が進んでいて、個体数管理を担う狩猟者の確保が課題となっています。
一方、環境省が今年の夏から順次、全国で行うクマの個体数調査について、富山では来年度に実施される予定であることが分かりました。
これはきょうの県議会厚生環境委員会で県の担当者が説明したものです。
クマの個体数調査は、これまで各県が行っていましたが、環境省は今年度から全国で統一的な調査を実施します。
今年度はまず、特に被害が目立つ東北6県と新潟県を対象に、800台以上のカメラを用いて調査を始める計画です。
一方、県によりますと、富山が属する北アルプスと白山の2つの圏域では、来年度に調査が行われる予定です。
調査結果は来年度末ごろに公表される見込みで、県は得られたデータを捕獲目標数の設定や見直しに活用するとしています。
