宇都宮市役所

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 今月上旬の宇都宮市内でのクマ出没を巡り、市は23日、目撃情報以外で市に寄せられた電話やメールなどの問い合わせが400件以上だったと明らかにした。

 多くが殺処分への批判だったが、職員へのねぎらいも含まれていたという。市議会で出井昌子議員の質問に答えた。

 市内では今月6〜9日、県庁周辺や市内最大の繁華街・オリオン通り商店街などにクマが出没し、市は9日に麻酔銃を用いて捕獲した。市農林生産流通課によると、問い合わせは6日以降に電話や問い合わせフォームなどで寄せられた。

 内容の約7割が苦情で、その大半が捕獲後にクマを殺処分したことへの批判だったという。具体的には、「殺処分しないでほしかった」「山に放すべきだった」「動物園で預かれないのか」などの意見で、ほとんどが市外からだった。

 一方、残る約3割は市内からの安全確認やねぎらいの声だった。「もう外に出て大丈夫か」といった問い合わせのほか、「不安な日々だったので感謝している」「批判もあると思うが頑張ってほしい」など、対応にあたった職員らを励ます声も寄せられた。

 同課によると、問い合わせはクマを捕獲した9日以降に急増し、中には30分以上にわたり苦情を伝える事例もあったという。職員の人格を否定するような言葉を投げかけられることもあったといい、同課の担当者は「一連の流れを検証していく中で、問い合わせへの回答を含めた対応を検討していく」と話した。