山形放送

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山形県酒田市出身の写真家、土門拳の「愛」をテーマにした写真展「The LOVE」が、いま、酒田市で開かれています。

この「The LOVE土門拳が撮った愛」は、「好きなものしか撮らなかった写真家」とも称される写真家、土門拳が、愛してやまなかった仏像や寺院、それに、戦前・戦後をたくましく生き抜く人々の姿が収められた作品183点が展示されています。
作品には乳飲み子を胸に抱いた「託児所の母子」のほか、戦後のドキュメンタリーとして名高い「筑豊のこどもたち」や「ヒロシマ」などから選りすぐりの写真が並びました。
これらの作品について土門拳は「ぼくの好きな日本人が苦悩する様を、横目に見て通り過ぎることができなかった」と語っています。また、自ら「好きな顔」として敬愛していた作家の志賀直哉や、山形が生んだ歌人、斎藤茂吉のポートレートのほか、「何んでも帖」と呼んだ被写体のスケッチや気になった点を克明にメモした手帳などの貴重な展示もあります。
訪れた人たちはその姿の内面にまで迫ろうとする迫力ある作品の数々に見入っていました。
この写真展は7月12日まで開かれていて、6月27日には学芸員によるギャラリートークも予定されています。