映画に連続出演 “ポスト・ガッキー”と注目される「21世紀生まれ女優」とは
女優・南沙良(23)の快進撃が止まらない。今年に入って公開された主演映画はすでに3本。主演ではないものの公開間近の出演作も控えている。ライバルの多い21世紀生まれの女優の中でも、映画出演では一歩リードしているという。
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念のためだが、「21世紀生まれ」というのは2001年以降に生まれた人のことを指す。だから、たとえ20代でも、1997年生まれの今田美桜(29)や小芝風花(29)、98年生まれの広瀬すず(27)、99年生まれの橋本環奈(27)はもちろん、2000年生まれの浜辺美波(25)や河合優実(25)も入らない。彼女たちの次を狙う世代と言っていいだろう。

そんな中で02年生まれの南が注目されているのはなぜか。業界関係者は言う。
「24年のNHK大河『光る君へ』で主人公・紫式部(吉高由里子=37)の娘役・藤原賢子を演じて以降、テレビドラマには出ていませんが、映画には立て続けに出演しています」
前述の通り、今年1月に出口夏希(24)とW主演した「万事快調〈オール・グリーンズ〉」、2月にゆりやんレトリィバァ監督の「禍禍女(まがまがおんな)」、4月に香港映画「殺手#4(キラー・ナンバー4)」が公開され、6月19日公開予定の有村架純(33)主演の「マジカル・シークレット・ツアー」にも出演している。
「NHKの朝ドラ『虎に翼』の劇場版が来年公開されますが、それにも出演すると聞いています。南はもちろん所属事務所のレプロエンタテインメントも、映画賞を狙っているのだと思います」
ハクをつけたいということだろうか。
第二のガッキー
「もちろんそれもあると思いますが、彼女が憧れている所属事務所の元先輩・新垣結衣(37)に近づきたい、事務所としても近づけさせたいのでしょう。なにせ南は“第二のガッキー”と呼ばれていますし、経歴もよく似ているんです」
南のデビューのきっかけは、2014年にローティーン向けファッション誌「nicola(ニコラ)」(新潮社)のモデルオーディションでグランプリを獲得したことだった。
17年に映画「幼な子われらに生まれ」で女優デビュー。18年の初主演映画「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」で吃音を抱える女子高生を演じ、W主演した蒔田彩珠(23)と共に報知映画賞新人賞、高崎映画祭最優秀新人女優賞、南単独でもブルーリボン賞などを受賞した。
「ガッキーも『nicola』のオーディションでグランプリを獲ったことが女優デビューのきっかけでした。そして07年には映画初出演の『ワルボロ』や『恋空』で、ヨコハマ映画祭、ブルーリボン賞、日本アカデミー賞などの新人賞を受賞。10年後の17年公開の『ミックス。』ではブルーリボン賞と日本アカデミー賞で主演女優賞を受賞。この辺りを目指しているのかもしれません」
“第二のガッキー”と呼ばれる理由は他にもあるという。
ライバルひしめく21世紀生まれ
「ガッキーは2005年放送のテレビドラマ『ドラゴン桜』(TBS)で名を挙げますが、21年放送の『ドラゴン桜』の第2シリーズには南が出演しました。この時すでにガッキーは星野源と結婚し、レプロから独立していましたが、最終回にサプライズ出演したことで事務所内のバトンタッチが行われた格好となりました。ちなみに、二人の誕生日は同じ6月11日です」
21世紀生まれの女優では誰がライバルになるのだろう。
「19年1月放送の単発ドラマ『ココア』(フジテレビ)は南にとって初のテレビドラマ出演にして初主演作で、南と出口夏希、永瀬莉子(23)のトリプル主演でした。3人とも初出演ドラマだったので、いいライバルと見ていいでしょう」
そして南と出口は映画でも主演を分け合う。
「1月公開の『万事快調』はW主演となりました。この作品の主要キャストには同世代の吉田美月喜(23)もおり、いずれも今後が期待されています」
さらに……。
「出口は23年に配信がスタートした連続ドラマ『舞妓さんちのまかないさん』(Netflix)で森七菜(24)とW主演しています。総監督の是枝裕和氏は森の演技について『彼女の中には小さな樹木希林がいる』と讃えたほどで、演技力で他を圧倒しているのは森でしょう。そして出口は、9月公開予定の『ルックバック』で蒔田彩珠とW主演しています。蒔田もまた同世代のライバルと言っていいでしょう」
21世紀生まれはまだ20代前半だから、W主演やトリプル主演なんてこともままあるようだ。
「ピンで主演を獲っていくのはこれからでしょうね。例外としては、21年前期のNHKの朝ドラ『おかえりモネ』でヒロインを務めた清原果耶(24)がいます。初の21世紀生まれのヒロインで、しかも当時まだ10代、オーディションはナシという大抜擢でした。もっとも、その後あまり作品に恵まれていません。一方で森は、23年7月期の月9『真夏のシンデレラ』(フジ)で間宮祥太朗とW主演を務めましたが、平均視聴率5・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯)と、当時、月9のワースト視聴率を記録。そのためやや勢いを失っていましたが、映画『国宝』で盛り返しました。やはり演技力なら森、可愛さなら南、美しさなら出口といったところでしょうか。21世紀生まれから誰が生き残り、大女優となっていくのかが楽しみです」
デイリー新潮編集部
