レアアース画像はAIで作成。

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2026年6月11日、中国メディアの観察者網は、米国の多角化努力にもかかわらず、中国の圧倒的な主導権により、米国企業は依然として重要鉱物の安定調達に苦戦していると報じた。

記事はロイター通信の10日の報道として、米中貿易全国委員会(USCBC)が発表した報告書の中で、米国企業が中国から重要鉱物を獲得する上でいくつかの進展があった一方、輸出管理や審査許可の遅れの影響で一部のレアアース元素は依然として中国からほとんど獲得できない状態が続いていると指摘したことを伝えた。

そして、USCBCのショーン・スタイン会長がロイター通信に対し、航空宇宙および防衛用途に極めて重要なサマリウムコバルト磁石、イットリウム、カドミウムの入手が依然として困難だと語り、トランプ政権が米国および同盟国の鉱物サプライチェーンの回復を全力で推進しているものの、米国側が多角的な措置を講じたとしても今後3年以内に代替案によって鉱物供給不足を徹底的に解決するのは難しいと認めたことを紹介した。

また、USCBCのカイル・サリバン副会長が、中国はレアアースの採掘と深加工の両方で主導的な地位を占めているため、米国側はレアアースの原料と加工品である磁石の両方の安定調達が困難になっていると指摘し、トランプ政権が単独で解決できるものではなく、議会が介入すべき絶好のタイミングだと付け加えたことを報じた。

記事は、米国がいわゆる「重要鉱物外交」を推進し、23年以来多数の国と重要鉱物協力の覚書を締結してきたものの、実際の推進過程において総じて実行が困難な状況に直面していると指摘。米誌フォーブスが4日に配信した記事の中で、米国の政策宣言のスピードに対し、資金援助や加工能力の構築、物流インフラなどの発展がいずれも著しく遅れていると評したことを伝えた。

その上で、現在の米国の戦略が原材料供給を獲得する「鉱物優先」の思考にとどまっているのに対し、鉱山開発には鉄道、港湾、加工施設、給水などのインフラや産業の支えが必要で、これらがなければ既存体系からの脱却が難しいと説明。この点について、中国は数十年にわたり重要鉱物において完全なエコシステムを構築してきたことを強調した。(編集・翻訳/川尻)