バルサ戦に賭けるベニテス、罰則強化で金星狙う

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 チャンピオンズ・リーグのバルセロナ戦を控え、ポルトガルでキャンプを張るリバプールのラファエル・ベニテス監督は、チーム内の規律強化のため、クラブのルールを破った選手に対し、これまで以上に厳しく処罰する方針を明らかにした。

 前日には、FWクレイグ・ベラミとDFジョン・リーセの衝突が各メディアで伝えられるなど、欧州の舞台で大一番を控えるチーム内の不和に、ベニテスは厳しい態度で対応する考えを示した。

「選手たちには、彼らが抱える責任の重さを説いた。リバプールFCでプレーする意味や、彼らに求められる規範などだ。先週のトレーニングキャンプはかなりハードな内容だった。それでも、クラブのルールを破る理由にはならない。ポルトガル滞在中に問題を起こした者には、罰金処分を課すことになる。ただ、報道とは違い、チーム内の雰囲気は素晴らしい。選手全員が水曜日のバルセロナ戦を楽しみにしている。タフなゲームが予想されるが、集中して準備に取り組んでいる」

 昨シーズンの王者バルセロナの本拠地カンプ・ノウに乗り込む、一昨年の王者リバプール。プレミアリーグで厳しい戦いを強いられる指揮官にとって、今後を占う大一番となるだけに、選手に対して意図的に緊張感を与える腹積もりのようだ。