粘りの42.195キロを振り返る 大塚製薬・小林香菜選手が7位入賞【徳島】
9月14日行われた陸上の世界選手権女子マラソンで、大塚製薬の小林香菜選手が見事、日本人最高となる7位入賞を果たしました。
初めて挑んだ世界の舞台での小林選手の激走を振り返ります。
(大塚製薬・小林香菜選手(24))
「貴重な世界の舞台を走らせてもらえるからには、自分なりに残りの期間で準備して、しっかりと強い選手と戦って笑顔でゴールできて、やりきったと思えるレースにしたい」
大学時代は体育会ではなく、サークルで走っていたという小林選手。
「陸上を続けたい」との思いから監督に直談判、2024年、実業団の大塚製薬に入社しました。
そこからわずか1年あまり、急成長を遂げ、ついに日の丸を背負います。
14日の世界陸上女子マラソン、小林選手は序盤から積極的なレース運びを見せ、国立競技場を出たところでは、一時、トップに立ちます。
(大塚製薬・小林香菜選手(24))
「本当に何もわからない未知の世界流れに乗り、でも、けん制になったら怖れず、自分の走りしていこうと決めていた」
しかし19キロすぎ、アクシデントが。
暑さ対策の氷入り帽子を取り換えていたところ、コースを間違えてしまいます。
それでも何とか2位集団に食らいついていた小林選手ですが、24キロ過ぎ、ついにエチオピアやケニアなどのアフリカ勢がスパート。
一時は、11位まで順位を落とします。
ここからが圧巻、粘りの走りでした。
(実況)
「ものすごい声援です」
(大塚製薬・小林香菜選手(24))
「どんなことがあっても最後やりきったと思えるようなレースを」
35キロすぎにはアメリカの選手を抜いて入賞圏内の8位に。
その後、7位に上がるも、すぐ1人に抜かれてまた8位。
終盤にきて小林選手は、世界の強豪相手に抜きつ抜かれつのデッドヒートを展開します。
そして39キロ過ぎ、また順位を一つ上げて7位とすると、そのまま2時間28分50秒のタイムでフィニッシュ。
見事、日本人選手最高となる7位入賞を果たしました。
日本勢の入賞は3大会ぶりです。
(大塚製薬・小林香菜選手(24))
Q. 42.195東京の舞台どんな気持ちで走った?
「本当に代表に選んでもらった時から信じられない思い。正直練習キツすぎて合宿終わった時が一番うれしくて、もう試合はどうなっても良いとか思っていた」
「本当にたくさんの人が声をかけてくださったので、これは頑張るしかないなと思って、自分のペースで前半から進めていってなんとか絶対8位に入ろうと思って粘って頑張りました」
世界陸上での7位入賞は2015年・北京大会での大塚製薬の先輩・伊藤舞さんの記録に並びました。
入社2年目の24歳、レースはまだ始まったばかりです。
