開幕戦はドロー、三笘薫が吐露した本音「まだまだですね」──ブライトンが抱える課題とは【現地発】
チームが機能していなければ、当然、選手個人も輝きにくい。
自然と、アタッカーの三笘がチャンスを迎えるシーンは少なかった。大きな見せ場は、前半のクロスボールにヘッドで合わせた場面(シュートはバーの上を超えた)と、カウンター気味に攻撃を仕掛け、三笘がヤンクバ・ミンテにラストパスを送ったシーンの2つにとどまった。
守備タスクやプレシッングなどやるべき仕事は黙々とこなしていたが、攻撃面で決定的な場面を生み出すことは少なかった。
ジョルジニオ・リュテール、ミンテ、三笘、マット・オライリーら前線における選手個々のコンディションは悪くなかったが、彼らが有機的に絡み合って攻撃を組み立てたとは言い難い。とりわけ、昨シーズンは主にトップ下で躍動したジョルジニオについては、今季のプレシーズンマッチから継続してCFとしてプレーしているものの、周囲とまだ噛み合っていない。
また、この日のブライトンは、どこか迫力不足の印象も残した。振り返ると、ブライトンでは夏のオフでCFのジョアン・ペドロと、攻撃的SBペルビス・エストゥピニャンがクラブを離れた。2人の共通点は、ダイナミックな動き。2人が退団した影響は、少なからずあるように思えた。
三笘は自身のコンディションについて「オフもしっかりトレーニングしていましたが、もうちょっと上げないといけない」とし、自身の状態に改善の余地があると話した。
さらに、今シーズン終了後にはW杯が控えていることについて「コンディションをしっかり上げないといけない。また、結果を出さないことには試合にも出られない。試合に出続けることが、ワールドカップに繋がるかなと思います」と語り、ブライトンでの活躍が日本代表でのW杯につながっていくと力を込めた。
ウインターブレイクのないプレミアリーグは、ここから来年5月まで“待ったなし”で試合が続いていく。選手の顔ぶれが変わったブライトンは「連係向上」が課題となる。そのなかで三笘は、いかに輝いていくか──。克服すべき課題の多いプレミアリーグ開幕戦となった。
取材・文●田嶋コウスケ
【選手名鑑】総勢24名! オランダ&ベルギーで活躍する“サムライたち”を顔写真で総チェック!
