メモリ市場、生成AIやゲーミングを背景にDDR5の比率が4割目前
こうした動きの背景には価格の変化が影響している。そこで、比較可能なように1GBあたりの単価(GB単価)を算出し、DDR4とDDR5を比較する。
22年6月のDDR4のGB単価は463.01円と500円を下回る。DDR5のGB単価は960.91円とDDR4に比べ、2倍強の差があった。ともに年月を経て、GB単価は下落の傾向を示す。
まず、DDR4が300円を下回ったのは23年5月で、その後25年2月ごろまで250-300円で推移。再び下落に転じ、25年6月は229.87円。一方、DDR5のGB単価の変動はDDR4よりも激しく、22年6月から急落している。23年5月に初めて500円を下回った後、GB単価の下落は緩やかになり、25年2月まで400-500円の間で遷移する。翌3月に400円を下回ったが、その後も400円前後で推移している。
DDR5はこのGB単価の下落を背景に大容量化が進み、平均容量は46GBを超えてきた。DDR4も緩やかではあるが大容量化は進んでおり、25年6月時点では30GB程度となっている。
今後、メモリ市場を活性化する要素として挙げられるのは、Windows10のサポート終了や生成AIの普及、ゲーミングPCの需要増だ。
まずWindows10のサポート終了に伴い、Windows11へのアップグレードを行うユーザーも増えるだろう。システム要件としては、Windows10(64bitの場合)の2GBから、Windows11では4GBと倍になる。次に、生成AIの急速な普及により、大容量のメモリを必要となっている。最後にゲーミングPCにおいても、快適な動作のために、大容量メモリが必要となる。今後、市場拡大へと転じる要素は多く、メモリ市場には明るい材料が揃っている。(BCN総研・森英二)
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