りゅう先生「売上急増で税務署も集まってくる!?『税務署は税金を取れそうな会社を狙っている』」警鐘鳴らす

YouTubeチャンネル「マーケティング侍の非常識なビジネス学」で公開された今回の動画『【財務のプロが解説】これ当てはまっている会社は、税務署に狙われています。売上が爆上がりした会社が税務署に狙われている理由を解説します。』では、りゅう先生と財務・税務のプロで「黒字社長の絶対つぶれない経営学」チャンネルの市ノ澤氏が、中小企業経営者必見の税務調査の裏側について語り合った。

「知り合いの経営者が広告費100万円で売上1億円を突破した直後、3か月後に税務署から連絡が来た」という視聴者のエピソードから「売上が急増すると税務署が集まってくる。これは経営者にとって“幽霊より怖い話”」と語り始め、その理由について市ノ澤氏に解説を求めた。

市ノ澤氏は「急激に売上が伸びる企業は“税金が取れそう”という理由で税務署のマーク対象になる」と指摘。「税務署は税金が徴収できそうな会社を優先的に調査する。特に、売上が急増したり、利益が大幅に増えたりした会社は“まるで何かやってそう”と疑われやすい」と現場の感覚で語った。加えて、「正しく申告していれば恐れる必要はないが、税務調査は書類準備など面倒なことが多い。できれば避けたいのが本音」と本音を明かす。

さらに、決算書や会計処理の“見せ方”についても、「決算書がきれいで業界平均から乖離しすぎていない会社は調査対象から外れやすい」と具体的な裏事情を暴露。「丸い数字ばかりの怪しい決算書や、異常値がある会社は狙われやすい。売上急増だけでなく“ちょい黒字”の会社も見透かされている」と注意を喚起した。

また、「税理士によっては調査頻度が上がることもあるし、逆に“この税理士のクライアントは入られにくい”という例も現実にある」と裏事情を語り、「友人や実績で税理士選びを慎重に」とアドバイス。さらに「脱税に走る社長は“捕まれば全てを失う覚悟が要る”。節税と脱税は違う。バレなきゃOKは大間違いだ」と断言した。

終盤には、「もし税務署がチェックしているポイントに自社が当てはまるなら、“そもそも脱税するな”という話。正しくやっていれば、税務調査自体は面倒でも恐れる必要はない」とエンタメ要素も交えつつ、視聴者にエール。