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観光需要が急速に回復する中、大分県では外国人観光客の受け入れに本格的に力を入れています。今年4月には、大分と台湾を結ぶ直行便が就航し、台湾からのインバウンド拡大に向けた取り組みが加速しています。

【写真を見る】台湾からの観光客急増 自治体や観光業者が現地で商談会…おんせん県おおいたの魅力を猛アピール

去年、大分県内を訪れた外国人観光客は過去最多の108万人に達しました。台湾との直行便の就航により、さらなる外国人観光客の増加が期待されています。

(台湾からの観光客)「別府はとても食べ物がおいしく、人も親切で景色が良かったです」「大分の湯布院に行きました。機会があればまたチャーター便で来ます」

大分県によりますと、去年1年間の台湾からの宿泊客数は17万人あまりに上り、この10年間で2.2倍以上増加。韓国に次いで2番目の多さです。

こうした中、大分県は6月12日から2日間、台湾の首都・台北と高雄を訪問。自治体や観光施設、ホテルなど28団体が参加して、現地の旅行会社との観光商談会を開催しました。

県観光誘致促進室 吉野亮室長:
「毎年この商談会で20件ほど取り引きが拡大している実績があります。ぜひその実績を今年も増やしていきたい」

この日は、台湾の大手旅行会社など83社118人が参加。直行便の就航効果もあり、旅行会社の担当者は、大分の観光地に興味を深めていました。

(台湾の旅行会社)「大分県のいろいろな地域の観光情報が知ることができてよかった」「大分県の旅行ツアーの企画はまだないですが今、企画中です」「教育関係のツアーをしていて、様々な観光地を教えていただき良かったです」

参加自治体の一つ、杵築市では去年のインバウンド客が2万1000人余りで、ピーク時の4分の1以下にとどまっています。台湾便就航の効果もまだ限定的で、今回の商談会に期待を寄せています。

杵築市観光協会 内田雄大さん:
「食事の場所や宿泊場所など旅行会社のニーズに合わせて提案して、この街に引っ張ってくるのが目的の一つでもあります」

また、日田市の「みくまホテル」は毎年、商談会に参加しています。屋形船などをPRした結果、現在ではインバウンド客の8割が台湾からとなっていて、成果を感じています。今回は新たに始めたランチ営業をアピールしました。

みくまホテル 諌山泰崇さん:
「ある程度認知されてきたんですけど、いろいろな旅行会社があるので、『最初に昼食からどうですか?』という形で日田をアピールできたらと思います」

会場では、限られた2時間の中、各ブースとも途切れることなく商談が行われました。新たな取り引きに向けて、それぞれが手ごたえを感じています。

みくまホテル 諌山泰崇さん:
「20社くらいの担当者と商談ができたので良かったと思います。あとは予約につながることを楽しみにしています」

杵築市観光協会 内田雄大さん:
「結構手ごたえのある商談ができました。相手が求める最新のトレンドなどが分かっただけでも今回はいい勉強にもなりました。本当に来てよかったです」

県観光誘致促進室 吉野亮室長:
「すごく感触が良くて、商談がまとまるというか興味を持っている方が増えてきたかなと感じました。県としては実績を確固たるものにしていく後押しをしていきたい」

観光客増加に直結する台湾の直行便。県経済の活性化に向け、今回の商談会をいかに成果へとつなげていくかが重要です。