72歳、ひとり暮らし料理家の「リアルな食事」。夕食は17時、冷凍ストックで調理は最小限に:4月に読みたい記事
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料理家の足立洋子さん(72歳)は、夫の急逝と子どもの独立で、およそ20年ひとり暮らしを続けています。何歳になっても日々の食事が楽しみと語る足立さんのリアルな食事のメニューを紹介します。ストックを冷凍し、毎日の調理が面倒にならない工夫が満載です。
※ 記事の初出は2024年4月。年齢を含め内容は執筆時の状況です。

夕食は決まった時間にすませ、以降は食べない
いつまでも食事を楽しむには、なにより「食欲がある」ことが大事だと思います。そのため、夜は軽めにするということは意識しています。夕食は17時頃にすませ、その時間以降は食べません。
ベッドに入るときには、なにかつまみたいなと思うこともあるのですが、そのおかげで「明日はなにを食べよう?」と翌朝が楽しみになるし、心地よい眠りにつけるんです。私自身は、すぐ満腹になりたがる方なのですが(笑)、適度な空腹感もときに必要なんですね。
軽めの夕食は具だくさんの魚入りみそ汁
夕食時には炭水化物はあまりとらないようにし、肉や魚と、スープやサラダなどの軽いものが中心。食べすぎが続いた日のごく軽い夕食は、具だくさんのみそ汁を食べます。

切り身のタラ1切れ、モヤシ、白菜、ニラ、春菊、エノキダケ、豆腐の入った具だくさんのみそ汁で、タラちりのみそ仕立てといったところでしょうか。食べるときには一味唐辛子を散らします。タラの白子(北海道では『タチ』や『タツ』といいます)を入れると、さらに食べごたえが増します。
塩と酒に漬け、冷凍した鶏むね肉が便利

鶏肉は、以前は、断然“もも”派でしたが、この頃はむね肉のおいしさにも開眼。鶏むね肉は買ってきてすぐ、そぎ切りにし、塩と酒に漬けてひと晩置いておきます。次の日、すぐ使ってもいいですが、冷凍しておくのも便利。冷蔵庫解凍し、オリーブオイルで焼くだけのシンプルなソテーですが、時間を置くことで身に味がしっかりしみておいしく食べられます。
サラダは生の春菊、フルーツトマトを合わせ、ミックスナッツを散らし、市販のシーザードレッシングをかけました。この日は、いただきもののシュトーレンが食べたかったので「炭水化物なし」のルールは破ってしまいました(笑)。
冷蔵庫のストックに助けられ、日々の調理は最小限に
わが家の冷蔵庫には、冷蔵室にも冷凍室にもおかずのストックがあるので、食事の支度は、「なにをつくろう?」ではなく「なにを選ぼう?」ということがほとんど。
家族と暮らしていた頃と変わらない量をつくり、残ったものは1食分ずつ冷凍しておくので、食事のたびにイチからつくるということはほとんどありません。
ソースも冷凍。ハンバーグのワンプレートランチ

この日は冷凍ハンバーグ、冷凍デミグラスソースを使ったワンプレートに。
ハンバーグは、合いびき肉と同量のタマネギを入れ、塩、コショウ、パン粉、卵、牛乳、ケチャップで味つけ。10個ほどつくって冷凍しておきます。
デミグラスソース1缶(300グラム入り)は鍋にあけ、火にかけながら、同量の水を入れて、泡立て器で攪拌し、顆粒コンソメスープの素、酒、ケチャップなどで味をととのえます。インスタントコーヒーのあきビンに入れ、フタにラベルをはって冷凍保存。使うときにはビンのまま流水解凍や冷蔵庫解凍し、スプーンですくって鍋に入れ、火にかけます。
ソースが煮立ってきたら、冷凍ハンバーグを入れて煮込み、仕上げにゆでたブロッコリー、レンジ加熱したニンジンとジャガイモを合わせたら完成。
皿にご飯とともに盛り、ご飯の上にはドライパセリをふります。煮込まずに色味を残した野菜とパセリのおかげで、ワンプレートでも彩りが鮮やかです。
冷凍したかき揚げはそばやうどんに

そばにのっているかき揚げは、年越しそばのときに、ついつくりすぎてしまった、ゴボウと京ニンジン、タマネギ、桜エビのかき揚げです。どうしても多くできてしまう天ぷらは、ラップに包んで保存袋に入れて冷凍しておくと、鍋焼きうどんや汁そばのトッピングに重宝します。
デパートなどでお安くなっている豚カツや天ぷらと出合ったときもチャンス。保存するとサクサク感はなくなりますが、豚カツは卵でとじてカツ丼に、天ぷらはそばやうどんにのせるのであれば気になりません。

