日本シリーズ“追放”報道のフジテレビ、今度は「WS中継に中居正広起用」節操なしに視聴者ソッポも
10月31日(現地時間30日)に行われる、ロサンゼルス・ドジャースとニューヨーク・ヤンキースによるメジャーリーグ「ワールドシリーズ」第5戦に、ついに芸能界イチの野球好きタレントが参戦する。
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フジテレビが全試合を完全生中継する『MLBワールドシリーズ中継 ドジャースvsヤンキース』の“応援サポーター”として、元SMAPの中居正広を起用することが発表された。
中居といえば、これまでWBCをはじめとする国際試合や、日本代表「侍ジャパン」にも“同行”してきた実績もあり、2023年のWBC決勝戦で最終回にマウンドに上がった大谷翔平投手(30)を、「泥だらけのストッパー」と称した現地リポートが記憶に残る。
確かに“適任”に思われるのだが、「反面、アンチが多いことも事実」とは、さる情報番組スポーツ担当ディレクター。
「野球取材時の中居さんはというと、選手や関係者から聞いた話をびっしり書き込んだ取材ノートを持ち歩くなど、野球に対する情熱は確か。ただし熱心すぎるあまり、試合中にたびたび“グラウンドレベルの中居です”と割り込んでは自慢の知識や独自解説を入れてくるリポート姿にウンザリする視聴者、野球ファンも少なくはありませんでした。
今回は現地のニューヨークではなくスタジオ出演のようですが、世界最高峰の試合で“居酒屋解説”を持ち出されては、NHK(BS)に流れる視聴者も増えるかも」
NPBがフジの取材パスを没収
一方で、フジテレビとの“ミゾ”が深まるのは視聴者だけではなさそう。
10月30日の『毎日新聞』Web版にて、プロ野球を統括するNPB(日本野球機構)との“確執”が取り沙汰されたのだ。発端とされるのは、10月26日にTBSが生中継した日本シリーズの“裏”として、同時間帯にフジテレビが放送したワールドシリーズ(以下、WS)の録画番組。
プロ野球のシーズンを締めくくるビッグイベントに録画放送を被せたことでNPBの怒りを買ったのか、フジテレビに与えていた日本シリーズの取材パスを没収したというのだ。10月29日の第3戦こそ生中継した同局だが、取材に関してはプロ野球から“追放”されてしまったということか。
前出のディレクターも「同じテレビマンとして気持ちはわかりますが」と前置きしつつ、
「事前に“日本シリーズ中継の裏でWSを放送してはいけない”とのお達しがあったのならば、フジも番組放送を取りやめた可能性もあったわけでそこは同情しますね。ただ、それでも視聴率欲しさでなりふり構わずに放送してしまいそうなのが、今のフジテレビ(苦笑)。
気がかりなのが、WS中継にゲスト出演する中居さんですよ。両者の“遺恨”に巻き込まれて、今後のプロ野球の“お仕事”が減らなければいいですが」
中居の『プレミア12』取材にも影響か
中居といえば『プロ野球珍プレー・好プレー大賞』(フジテレビ系)をはじめ、特にオフシーズンに放送される野球関連番組を受け持つことも多いが、各番組の制作に大きく携わってくるのがNPBだ。
「万一にも、中居さんに“火の粉”がかかることがあれば、特番どころか、何よりも11月9日に開幕(日本戦は11月13日)する国際大会『第3回WBSCプレミア12』からも締め出される可能性もあるということ。
運営を委託されているのはもちろんNPBで、中継を担当するのはテレビ朝日とTBSですが、遺恨が残れば“公認サポートキャプテン”から降格、グラウンドレベルどころか、取材パスが降りないなんてことならないよう祈るばかりですね」
仮に読売ジャイアンツが日本シリーズに出場していれば、中居がゲスト出演していたのはWSではなかったようにも思えるが。