大藤沙月【写真:Getty Images】

写真拡大

WTTチャンピオンズモンペリエ

 卓球の国際大会、WTTチャンピオンズモンペリエの女子シングルス決勝が現地27日にフランス・モンペリエで行われ、20歳の大藤沙月(おおどうさつき、ミキハウス)が初出場初優勝の快挙を達成。張本美和(木下グループ)との日本人対決を4-2(11-4、9-11、9-11、13-11、11-7、11-4)で制した。今大会では平野美宇伊藤美誠も下しており、ネット上では「こりゃ本物だ」「とんでもない試合見た」などと驚きの声が上がっている。

 勢いは止まらなかった。ゲームカウント1-2で迎えた第4ゲーム、大藤は台から離れながらもバック、フォアの強打という男子顔負けのプレーで張本を追い詰め、デュースで競り勝った。第5ゲームも大藤の強打が炸裂。第6ゲームは序盤からポイントを重ね、最後はロングの巻き込みサーブで張本のミスを誘って勝利。優勝の瞬間は少しはにかみながら周囲を見渡し、張本と握手した。

 大藤は2回戦で平野、3回戦で伊藤とオリンピアンを連続撃破。決勝でも16歳・張本の壁を越えた。細かいネット際の捌きもさることながら、後方からでもパワフルなドライブやスマッシュを打ち込むプレースタイルは圧巻で、ネット上の日本人ファンも驚きを隠せないようだ。

「こりゃ本物だ パワー スピード ラリー 身体能力えげつねぇ しびれました」
「完璧にチャンスをものにした大藤は凄いわ」
「メンタルが強いよね」
「ちょっととんでもない試合を見た」
「大藤と美和ちゃんの試合見てると孫穎莎vs張本美和の試合を見てるのと勘違いする。なんか孫穎莎と大藤似てない?」

 大藤は2018年の全国中学校卓球大会、女子シングルスで優勝。大阪・四天王寺高時代もインターハイ女子団体9連覇の立役者となっている。今月のアジア選手権では横井咲桜とのペアで女子ダブルス優勝を果たしている。

(THE ANSWER編集部)