ワールドシリーズ第2戦、二盗を試みた直後に負傷した大谷翔平【写真:ロイター】

写真拡大

ワールドシリーズ

 米大リーグ・ドジャースは26日(日本時間27日)、本拠地で行われたヤンキースとのワールドシリーズ第2戦を4-2で制し、2勝0敗とした。大谷翔平投手は「1番・DH」で出場したが、二盗を試みた直後に負傷。「左肩亜脱臼」と米メディアは一斉に報じた。相手の先発左腕ロドンも「誰であっても怪我するところは見たくない」と心配している。

 大谷は4-1の7回1死走者なし。第4打席に4番手右腕ホームズから四球を選んだ後に盗塁したが、アウトに。その場でうなだれるように寝転がり、左腕を抑えながら悶絶した。中継では「肩っすね。左」と声が入り、トレーナーは「外れた?」と心配。大谷は「たぶん」と返し、トレーナーに支えられながらベンチへ引き揚げた。

 大谷は3打数無安打。試合後、デーブ・ロバーツ監督が「左肩亜脱臼」と説明したことを米メディアが報じた。米ニューヨーク州地元局「YESネットワーク」公式Xは、3回1/3を投げ、3被弾4失点で敗戦投手となったロドンへの取材動画を公開。ロッカールームで大谷について「何が起きたのかよくわかっていないんだ。君たちは情報ある?」と報道陣に逆質問した。

 肩だと知らされ、「際どいプレーだったから不運だ」と心配。「競争者として、野球選手として、誰であっても怪我するところは見たくないものだ。それに彼は類まれな選手だしね。彼らにとっては痛手だろう」と指摘した。

 自身の投球については「彼ら(ドジャース)は高めの速球を狙うプランがあったようだ。変化球をもっとうまく投げるべきだった」と振り返った。中1日で敵地ニューヨークでの第3戦を迎える。

(THE ANSWER編集部)