◆米大リーグ ワールドシリーズ第1戦 ドジャース6×―3ヤンキース=延長10回=(25日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・山本由伸投手(26)が26日(日本時間27日)のWS第2戦に先発する。25日(同26日)は前日会見に臨み「僕にとって初めてのワールドシリーズなので、楽しみな気持ちもありますし。ベストを出し切って少しでも多く貢献できたら」。日本人投手では07年の松坂大輔(Rソックス)、17年ダルビッシュ有(ドジャース)に次いで3人目の大役となる。

 カーショー、グラスノーら特に先発陣に負傷者が続出し、チームの台所事情は苦しい。敵地に移動する第3戦以降にはブルペンデーが予定されており、山本には1イニングでも長く投げることが求められる。渡米1年目の今季、自身も右肩を痛めて6月中旬から約3か月戦列を離れた。「特に10月はすごく大事になる時期なので。離脱している期間が長かった分、よりチームに貢献したい気持ちは強いです」と、はっきり強い責任感を口にした。

 ポストシーズンはここまで3試合で1勝0敗。防御率5・11だが、山本の登板試合は全てチームが勝利している。ヤンキース戦では6月7日(同8日)に敵地で7回2安打無失点と快投した。「登板するごとに、落ち着いてできるようになっている」という背番号18が、本拠地で躍動する。