和歌山2区で新人5人が激突!政治資金問題で自民党を離党した候補や自民党公認候補などが乱立

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衆議院選挙の投票まであと3日。
和歌山2区は、政治資金問題で自民党を離党した候補と自民党公認候補など、新人5人による激突です。

和歌山2区は、いずれも新人で届出順に共産党の楠本文郎氏(70)、立憲民主党の新古祐子氏(52)、自民党の二階伸康氏(46)、諸派の高橋秀彰氏(42)、無所属の世耕弘成氏(61)が立候補しています。

無所属・世耕弘成氏:
みなさん、おはようございます。無所属・新人の世耕弘成です。

経済産業相などを歴任した世耕氏は、自民党安倍派の政治資金問題を受けて離党し、5期務めた参議院から衆議院にくら替え出馬。

雨の中、地元の有権者に対し「私も政治とカネの問題で大きな失敗をいたしました。しかし、諦めていません」と述べました。

人口減少対策などを訴え、理解を求めています。

自民党・二階伸康氏:
私は父の背中を見て育ってきました。

自民党公認で出馬したのは二階氏。
父親は、二階俊博元幹事長です。

裏金問題の責任をとって政界を引退した父の意志を継ぎ、「国土強靱(きょうじん)化」などを訴えています。

自民党・二階伸康氏:
(父から)一言言われたのは「選挙の勝敗は誰にも分からない」なので「自らの靴に聞け」と。

かつて父の秘書を務めていた二階氏。
今回は、候補者として父も走った道を走ります。

立憲民主党・新古祐子氏:
二大巨頭といわれる“裏金ブラザーズ”に戦いを挑む形になっています。

対立候補2人を“裏金ブラザーズ”と批判するのは、立憲民主党の新古氏。
元和歌山市議会議員です。

立憲民主党・新古祐子氏:
裏金問題・世襲問題など、今の政治にクリーンなイメージは全くありません。努力する人が報われる社会を目指していきたい。

保守分裂をチャンスと捉え、議席獲得を目指します。

共産党・楠本文郎氏:
30年。若者を含めて賃金が上がっていない日本の現状。全国一律の最低賃金1500円をすぐに実現をする。

共産党の楠本氏は経済格差をなくすため、消費税の廃止や最低賃金アップを訴えます。

裏金問題についても「裏金をつくるような議員というのが、世の中からなくなるっていうことが社会進歩のはずなんですね。有権者が審判を下していただきたい」と述べました。

和歌山2区には、諸派の高橋秀彰氏も立候補しています。