川崎の繁華街で50代男性に暴行加え、死亡させた疑い…19歳の「客引き」2人逮捕

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 通行人の男性に暴行を加えて死亡させたとして、警視庁がいずれも川崎市に住む無職の男(19)2人を傷害致死容疑で逮捕したことが捜査関係者への取材でわかった。

 警視庁は、2人が路上で客引き行為をしていた際に男性と口論になったとみている。

 捜査関係者によると、2人は8月24日午前3時頃、川崎市川崎区東田町の路上で、東京都内の50歳代の会社員男性の背中など上半身に殴る蹴るの暴行を加え、転倒して頭を強打した男性を死亡させた疑い。逮捕は今月22〜23日。

 事件当時、2人はJR川崎駅近くの繁華街で客引きをしており、その場に男性が通りかかったという。

 目撃者が119番したが、男性は救急搬送を辞退し、自らタクシーに乗り込んで都内の自宅に帰宅。事件から約15時間後、男性が意識を失っていることに家族が気づいたという。男性は救急搬送されたが、入院先の病院で9月5日に死亡した。

 男性は頭蓋骨骨折などのけがを負い、死因は外傷性脳機能障害だった。病院から連絡を受けた警視庁が男性の足取りを調べた結果、現場付近の防犯カメラの映像から2人の関与が浮上した。