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 ◇東都大学野球 第5週第1日 国学院大9―0東農大(2024年10月22日 神宮)

 優勝のためには負けられない戦いが続く国学院大だがまたしても踏みとどまった。敗れると優勝の可能性が消滅し、青学大の4連覇が決まる大一番で打線が15安打9得点と爆発。リーグトップの3号ソロを含む3安打の活躍を見せた今秋ドラフト候補の柳舘憲吾内野手(4年=日大三)は、「チームの雰囲気はとてもいい。明日も他のことは気にせず、勝ちにいきたい」と充実感を漂わせた。

 東都が誇るヒットメーカーが打線に火を付けた。初回2死から中前打を放つと、続く4番・仲村光陽外野手(4年=尽誠学園)の右中間二塁打の間に先制のホームを踏んだ。

 一挙5得点で試合を決めた2回も左前打でつなぎ、4回先頭では右越えソロと大暴れ。チームも5連勝と勢いが止まらず、「序盤は迷惑をかけていたので、少しでもチームのためになれるようにバットを振っています」と笑った。

 優勝のためには連勝で勝ち点を挙げることが最低条件。あす23日の2回戦にも勝利し、青学大の結果次第で22年秋以来、2年ぶりの優勝が舞い込む可能性がある。連勝で終えれば柳舘にとってもあすが4年間戦ったリーグ戦は最終試合。運命のドラフトも24日に控え「まだ新しいシーズンもあると思ってしまうんですよね。でも最後とか考えず、これまで通り1打席1打席に集中したい」と完全燃焼を誓った。