上海市の多国籍企業地域本部、998社に

上海市街地の風景。(2022年10月24日撮影、上海=新華社記者/王翔)

 【新華社上海10月22日】中国上海市でこのほど開かれた2024年上海市外資系企業上位100社の発表会で、市が認定した多国籍企業の地域本部の数が998社になったことが明らかになった。同市は中国でも多国籍企業の地域本部が集中する地域となっている。

 上海市の劉平(りゅう・へい)副秘書長は「上海は世界で最も魅力的な投資先の一つで、上海に集まる外資企業は産業高度化を推進する重要なエンジン、科学技術イノベーションを促進する重要な主体、都市機能を高める重要な力になっている」と強調。上海に進出する外資企業は現時点で7万5千社を超え、外資利用額は実行ベースで3500億ドル(1ドル=約150円)に上ったとし、外資企業は上海のモノの貿易額の6割近く、工業生産額の4割、税収の3分の1、域内総生産(GDP)の4分の1を占め、雇用の5分の1を創出していると説明した。

 劉氏は、上海は今後も改革を全面的に深化させ、対外開放レベルの向上、投資促進への取り組み強化、企業へのサービス能力の向上の3方面に持続的に注力し、対外開放の新たな「高地」を構築すると述べた。