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 阪神は21日、来季のコーチングスタッフを発表し、新任コーチの記者会見を行った。22年まで1軍投手コーチを務めた金村暁氏(48)が3年ぶりに復帰した。

 3年ぶりの復帰となる金村投手コーチは、実績のあるベテラン組の復活がV奪回には不可欠だと訴えた。

 「実績組の復活は必要。先発の青柳だったり、伊藤将司だったりというところの復活は欠かせない」

 開幕投手の青柳は2勝3敗、防御率3・69。伊藤将も4勝5敗、防御率4・62と両先発の不調が相次いだのも連覇を逃した一因だった。また、「岩貞や湯浅には、もう一回頑張ってほしい」とリリーフ左腕の岩貞に加え、難病指定されている黄色じん帯骨化症から復帰を目指す右腕にも期待を寄せた。

 さらに、シーズン半ばにリフレッシュのために出場選手登録を抹消する必要性にも言及。「僕の中では中継ぎは6月から8月。そういうタイミングで入れ替えられるような体制を(つくる)」と構想を練っており、そのためには充実した投手陣が不可欠となる。

 16〜22年の7年間投手コーチを務め、大半がかつて指導した選手。「全体的に能力の高い選手が多いのは分かっている。そこをもう一つレベルアップさせることができれば」と言葉に力を込めた。(杉原 瑠夏)