DeNA・雜遥大(C)Kyodo News

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 DeNAが巨人に惜敗。ファイナルステージ勝ち抜け王手をかけながら連敗となり、巨人に逆王手をかけられた。

 DeNA先発の茺口遥大と、巨人先発の山粼伊織が共に無失点の好投を見せたゲームは、5回からマウンドに上った山粼康晃がソロを許し先制点を献上。DeNA打線もチャンスを作るも山粼伊織に7回途中、その後は高梨雄平、バルドナード、大勢の継投の前にホームを踏めず、0−1で敗戦を喫した。

 先発を任され4回まで無失点と期待に応えた茺口遥大に対し、20日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説として出演した大矢明彦氏は「茺口は正直3回持てばいいなと思ってました。でも4回まで投げてくれましたんでね。そういう意味では今日はほんと大健闘してくれたと思いますね」と絶賛。さらに「この気持ちで来年も投げてくれたら成績残るなと思いました。バッターに立ち向かっていく姿が立派だったんですよね」とこの先の活躍にも言及した。

 もう一人の解説者の坂口智隆氏も「大矢さんも言われたように、立ち向かっていく姿っていうのは野手も感じとったと思います」と完全に合意。続けて「しっかり真っすぐも茺口投手らしい角度っていうのもあったので、余計に落ち球のチェンジアップであったり、フォークっていうのが活きましたよね」とピッチング内容にも高評価した。

 またMCを務めた岩本勉氏は「この緊張感たっぷりのマウンドで、新しいゾーンと新しい景色に出会ったと思うんですよ。何よりも新しい自分に出会ったんじゃないですか。それぐらいちょっと超越してる自分がいるっていうような、アスリートとしてのゾーンを感じながらの投球に見えました」と解説陣にも増して大絶賛していた。

 シーズンは2勝止まりだった茺口だが、解説陣はここにきて結果を残したことでの変わり身に期待していた。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』