広島カープは不倫騒動が多すぎる…田中広輔の不倫報道で見えた、地方球団ならではの事情
不倫報道直前に1軍登録を抹消されていた
広島・田中広輔選手が広島市内に住む30代一般人女性と不倫関係にあったことが「文春オンライン」に報じられた。
記事によると、関東遠征に出ていた9月18日に田中がこの女性と品川にある高級ホテルで宿泊したという。
この報道が出る直前に、田中は1軍登録を抹消されていた。負けが重なっていた広島が、低調を脱しようと図ったとも取れる。しかし、球団OBは、その背景には懲罰の意味があるのではないかと語る。
「田中は、佐々岡前監督時代は力が落ちたベテランとして2軍暮らしを命じられ、クビ寸前に追い込まれました。そこから新井貴浩監督に代わると『力を貸して欲しい』と扱いが変わり、今シーズンは開幕から一軍に帯同。出場66試合に留まり、代打など途中出場も多かったが、ベンチでは後輩たちに惜しみなくアドバイスを送るなど、チームの一員として貢献していた印象です。
ところが、報道直前の9月20日に突然登録を抹消されて驚きました。その直後の不倫報道が出たから、チーム内では『真面目な新井監督の怒りを買ったのでは』『懲罰的な降格』とみる声が多く聞かれました」
長いプロ野球の歴史を紐解けば、選手、監督、コーチの男女間トラブルは枚挙にいとまがないが、コンプライアンスが厳しくなった令和の時代になっても広島の“下半身情事”は突出している。
「コロナ禍直前の2020年春にはチームの主力・菊池涼介が一般女性との結婚を女性誌がスクープしました。ところが球団広報からは一切発表が無く、週刊誌に登場したのも球団ではなく顧問弁護士で、後に別の女性と交際でトラブルに発展していたことを別のネット媒体のインタビューで本人自ら謝罪する事態に発展しました。
最近でも小窪哲也コーチ、上本崇司、松本竜也、中村奨成などの不倫、女性問題などが次々と報じられています。他球団の選手の間でも『カープなら小物でもネタになるのか?』と笑い話になるほど狙い撃ちに遭っています」(同前)
野放しになるのには理由がある
今回の不倫報道を受けて、SNS上では広島カープの選手に不倫が他球団と比べて多いのではないかと違和感を唱える声が多数上がった。
また、同時期に楽天・小深田の不倫デートも話題となり、「地方球団の選手は不倫が多い」とする意見もある。
このことについて、前出の球団OBは次のように語る。
「広島も仙台も街の規模は小さいので、繁華街で選手が女性を連れて歩いていたり、飲食店でこっそりデートしていたりしても、瞬く間にあらゆるところに情報が流れます。しかし、相手の女性との関係が仮に不適切なものだったとしても、見て見ぬふりするのが地方特有の暗黙の了解のようになっていて、咎める者はほとんどいません。だから選手もガードが緩くなり、やりたい放題になってしまうのです。
地元メディアも球団に嫌われたらテレビ中継ができなくなったり、取材に応じてもらえなかったりするなど、何かと不都合なことが出てきます。そうやって、見逃されてしまうのです」
人気球団の巨人、阪神とは大きく異なる隙だらけの“事情”が今回の報道の背景に存在しているのかもしれない。