東京地方検察庁

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 自動車用の不凍液を飲ませて姉を殺害したとして、東京地検は27日、東京都台東区の無職細谷健一容疑者(43)と、その妻の志保容疑者(38)を殺人罪で東京地裁に起訴した。

 起訴状によると、両容疑者は2018年2〜4月頃、健一容疑者の姉(当時41歳)に不凍液に含まれる化学物質「エチレングリコール」を飲食物に混ぜて摂取させ、中毒死させたとされる。地検は両容疑者を3〜9月に鑑定留置した結果、刑事責任を問えると判断した。両容疑者は次女(当時4歳)に不凍液などを摂取させて中毒死させた疑いでも逮捕され、地検は次女への殺人容疑についても調べている。