ボーンマス戦でまさかのベンチ外となった遠藤。(C)Getty Images

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 遠藤航が所属するリバプールは、夏の移籍市場でレアル・ソシエダのマルティン・スビメンディを獲得しようとしたが、実現には至らなかった。課題のひとつと言われた新6番の補強がならず、遠藤はチームに残っている。

 ただ、アルネ・スロット監督の下で、厳しい状況にあるのは周知のとおりだ。プレシーズンから出番は減っていき、開幕してからも公式戦2試合で終了間際に途中出場したのみ。プレミアリーグ前節では、ついにベンチ外となった。

 一方で、クラブは新たな中盤強化の候補に目を向けているとの噂もある。スペインでの報道として『FootballFanCast』が伝えたところによると、インテルのイタリア代表MFニコロ・バレッラに興味を示しているという。

 スロット監督は開幕からライアン・フラーフェンベルフを起用し、選手も期待に応えている。だが、FootballFanCastは「過密日程を考えれば、フラーフェンベルフを休ませ、別の選択肢に向かわなければいけないタイミングが訪れる。スロットが解決しなければいけない問題となり得る」と報じた。
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「フラーフェンベルフ抜きなら、監督の次の選択肢はエンドウとなるだろう。だが彼は、スロットが好む司令塔タイプというよりも闘争心あふれるMFだ。チームの中心からその要素(司令塔)がなくなれば、大きな代償を払うことになる試合があることは確かだろう。2025年にある選手を獲得することで解決すべき最初の問題だ」

 その選手がバレッラというわけだ。同メディアは、バレッラのスタッツからも、スロットのスタイルに合っていると伝えている。

 インテルの絶対的主力であるバレッラの移籍が実現するかは不明だ。ただいずれにしても、遠藤にとって状況は厳しくなる一方なのかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部