終始劣勢だったとはいえ、不名誉な記録を作ってしまったティンベル(左)とハバーツ(右)。(C)Getty Images

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 冨安健洋が所属するアーセナルは、現地時間9月22日に開催されたプレミアリーグ第5節で、マンチェスター・シティと敵地で対戦。2−2のドローに終わった。

 アーセナルは開始9分にアーリング・ハーランドのゴールで先制を許すも、22分にリッカルド・カラフィオーリのゴラッソで同点に追いつく。さらに45+1分にはCKからガブリエウ・マガリャンイスがヘディングシュートを叩き込んで逆転する。

 しかしその7分後、レアンドロ・トロサールが2枚目のイエローカードを受けて退場になると、後半は終始、劣勢の戦いを強いられる。シティの猛攻を粘り強く凌いでいたものの、アディショナルタイムのラストプレーでジョン・ストーンズに同点弾を決められた。

 アーセナルのボールポゼッション率はわずか22パーセントで、33本のシュートを浴びるなど、数的不利となってからは防戦一方だった。
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 データサイト『Opta』の公式X『OptaJoe』によると、この一戦に先発して終盤までプレーしたユリエン・ティンベルと、フル出場のカイ・ハバーツのパス成功率は、まさかの0パーセントだったという。

『OptaJoe』の投稿では、「シティ戦で、アーセナルのティンベル(パス6本)とハバーツ(パス5本)の2人は、パスを1本も成功できなかった。この記録は、2003-04シーズン以降、プレミアリーグの試合で90分以上プレーしたフィールド選手のなかで、初めてである」と伝えている。

 特に後半は終始劣勢だったとはいえ、不名誉な記録を作ってしまった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部