本田竜輝(奥)に攻められ苦悶する宮原健斗

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 全日本プロレスの「王道トーナメント」は22日、東京・後楽園ホールで準決勝&優勝決定戦が行われ、エースの宮原健斗(35)は3度目の優勝を逃した。

 第1試合で行われた準決勝で本田竜輝(24)と対戦。序盤からフルスロットルの宮原は場外戦で頭突きを連打すると、7分過ぎにはエプロンでのパイルドライバーを成功させる。

 大「本田」コールに包まれた会場で、10分過ぎにはブラックアウト(ニー)を発射。だがシャットダウンスープレックスホールドを決めきれず、左右のエルボー、ラリアートの餌食に。最後は強烈なラリアートからファイナルベント(変型パワーボム)につながれ3カウントを奪われた。

 1回戦で鈴木秀樹、準々決勝でジョエル・レッドマンと強豪を下して勝ち上がってきたエースが、ついに力尽きた。春の祭典「チャンピオン・カーニバル」に続く「春秋連覇」が消滅した宮原は試合後、ノーコメントだった。

 準決勝もう1試合では、世界タッグ王座を保持する斉藤ブラザーズの弟・レイ(37)が綾部蓮に敗北。「負けたぜ、あー! 強かったな、綾部」とたたえつつも「斉藤レイはこんなことじゃヘコたれないぞ。次こそシングルで結果を残してやるぜ。綾部、この借りはきっちり返してやるからな、フアーオ!」と雪辱を誓った。

 波乱の王道T優勝決定戦では、本田と綾部が激突する。