攻守両面で抜群の存在感を示す前田。(C)Getty Images

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 セルティックのブレンダン・ロジャーズ監督が、前田大然の精力的なプレッシングを称賛した。英公共放送『BBC』が伝えている。

 セルティックは今季ここまでの公式戦で7戦全勝。総失点はわずか「2」で、堅い守備もチームの好調を支えている。

「ゴールキーパーと4バックが素晴らしい活躍を見せているという報道を見た」と語る指揮官は、「すべては前線から始まるんだ。その意味では、世界のサッカー界で前田大然より優れた選手がいるとは思えない」と日本人の献身に持論を述べる。

 現地9月18日に行なわれたチャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第1節で、セルティックはスロバン・ブラチスラバとホームで対戦。5−1の完勝を収めた。
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 この試合に前田は左ウイングで先発。旗手怜央のお膳立てから自身CL初ゴールとなるチーム4点目を奪ってみせた。ディフェンスでも奮闘し、スコットランドメディア『THE SCOTSMAN』の採点記事では、「最初から最後まで並外れた働きぶりで、(左SBの)テイラーの守備の支えとなった」と評されている。

 ロジャーズ監督も相手のビルドアップを阻止する前田の果敢なチャレンジに目を細める。「それをやり遂げる意志と願望が重要だが、ほとんどの選手にはそれがない。信じられないよ。信じられないくらいのプレッシャーだ。でもそういうメンタリティなんだ」。

 26歳アタッカーは今後も自慢の馬力を活かして攻守に暴れ回りそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部