イケアといえば、店内に並んだ個性豊かなルームセット。さままな暮らしをのぞき見するようで楽しく、気になる商品が実際の部屋の中ではどのように見えるのかインテリアコーディネートの実例として参考になる。そんなルームセットになんと特別に宿泊する(!)機会をいただいた。その夜の様子をレポートしよう。

新三郷駅前にそびえる巨大な「IKEA新三郷」(埼玉県三郷市)

2025年度「眠り」に力を入れていくというイケアがメディア向けに開催したイベント「SLEEP CAMP」のプログラムの一つ。会場となったのは「IKEA新三郷」(埼玉県三郷市)だ。

イケアのお店での宿泊イベントは、実はグローバルではよく行われているもので(ただそちらは眠るというよりはみんなでひと晩わいわい過ごすパーティーのようなイメージだとか)、日本でも2017年頃までは会員向けに一部店舗で行われていたのだそう。ワクワクする非日常体験だ。

この特別な夜は、「よい眠りはよい食事から」ということで、スウェーデンレストランのおいしいディナーからスタートした。

「スコール(Skål)!!」(スウェーデン語の"乾杯") スタッフのみなさんがかわいいオリジナルパジャマ(非売品)で登場

イケアでおなじみのスウェーデン料理ミートボールにはさまざまなバリエーションがあり、この日いただいたのは「地鶏入りチキンボールセット」と「ヤンニョムプラントボール チーズソース添え」。これらのメニューを提供しているのは世界3店舗限定、日本ではこのIKEA新三郷のみなのだとか。

日本ではIKEA新三郷でしか食べられない「地鶏入りチキンボールセット」

○泊まるのは売り場のお部屋

楽しくおしゃべりしておなかもいっぱいになったところで、就寝場所に移動。閉店のBGM「蛍の光」が流れる中、広い店内を歩き、いざ寝室のフロアへ。



カラーも大きさもさまざまな寝室のルームセットがあるのだが、



筆者が選んだのはこちら。空間にゆとりがあるタイプ。





○イケア商品から自分に合う寝具を選ぶ

続いては、自分に合う寝具をイケア商品の中から選んでいく。

寝具のフロアはぐっすり眠るための寝室づくりのアイデアでいっぱい

マットレスは、寝姿勢、体型、汗かきかどうか、寝返りの頻度、腰痛の有無、好みの硬さ・素材といったことから、合うものチョイスしてもらった。

マットレス

メインは「枕カウンセリング」。硬さや高さの好み、好みの素材や寝姿勢、汗かきかどうか、寝返りの頻度などから、イケアコワーカーさんがぴったりの枕探しをサポートしてくれる。

よく眠れる枕に精通したイケアコワーカーさんがアドバイスしてくれた

候補の枕で実際に寝て試してみる



枕の売り場

冷感シリーズは本当にひんやりしていて驚きだった

ちなみに枕カウンセリングは、9月14日〜16日に各店舗で開催される眠り関連イベントの中でも人数限定で受けられるそう。枕選びに迷っている人はぜひトライしてみてほしい。

仕上げにマットレスプロテクター、ボックスシーツ、掛け布団、枕&掛け布団のシーツを選んで準備OK。

マットレスプロテクターの売り場

ボックスシーツの売り場

掛け布団の売り場

枕&掛け布団のシーツの売り場

筆者が選んだのはこのセット!

筆者が一つひとつ選んだ寝具

実際さわって選ぶ中で、なめらかな肌ざわりで光沢感のある天然素材「リヨセル」のことをすっかり気に入ってしまった。せっかくなのでシーツはイケアらしい個性的な色・柄に。

そしてこちらが選んだ商品を使ってベッドメイクしたところ。

完成!! シーツの色でだいぶ雰囲気が変わる

いざ就寝。一つひとつこだわって選んだ寝具のおかげで、普段と違う環境にも関わらず、朝までぐっすり気持ちよく眠った。

目覚めたらイケアの売り場

ふたたびスウェーデンレストランでモーニング。発酵バタークロワッサンがおいしかった

お店に宿泊したこと自体ももちろん貴重な体験だったのだが、アドバイスをもらいながら自分で一つひとつ寝具を選び寝室づくりをすることが、睡眠環境についてじっくりと向き合うよい機会になった。自分の眠りにぴったりな寝具を探しに、足を運んでみてはいかがだろうか。

「SLEEP CAMP」発表会用に用意されたセット。どれもかわいい!!

取材協力: イケア・ジャパン