自民党総裁選に立候補することを表明し、記者の質問に答える小泉進次郎元環境相=東京都千代田区で2024年9月6日午後0時5分、平田明浩撮影

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 12日告示の自民党総裁選に出馬した小泉進次郎元環境相(43)の政策を巡って、SNS(ネット交流サービス)では「増税王子」がトレンド入りした。

【一覧】過去最多9人が立候補 自民党総裁選告示

 総裁選を巡る記事で、一部メディアが「増税王子」と見出しにとっていたことから、トレンド入りしたとみられる。

 小泉氏は今月6日配信の共同通信の単独インタビューで、茂木敏充幹事長が主張する防衛増税と子育て支援金の保険料追加負担の停止を否定し、「岸田政権で決めたことを踏襲したい」と述べていた。

 児童手当などの財源を確保するため、公的医療保険に上乗せして徴収する「子ども・子育て支援金制度」を巡っては、岸田文雄首相が「実質的な追加負担はない」と強調したが、負担増への批判が相次いだ。

 小泉氏は2017年、自民党の若手議員とともに、年金保険料を引き上げて、それによって生まれた財源を児童手当に加算する「こども保険」の創設を提唱していた。

 X(ツイッター)では、「庶民の生活苦が分からない」「増税メガネから増税王子か」などのコメントが相次いだ。【デジタル報道グループ】