三日三晩かけて作った「黒神話:悟空」の像、さっそく観光客に壊される

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2024年8月28日、中国・山西省で中国初のAAAタイトルとして注目を浴びているオンラインゲーム「黒神話:悟空」のモニュメントが破壊されるトラブルが発生した。

現地メディアによると、山西省太原市清徐県に設置された「黒神話:悟空」のキャラクター、孫悟空の上半身モニュメントが、現地を訪れた観光客に踏み壊されてキャラクターの腕が断裂した。このモニュメントは無料の観光スポットとしてネット上で人気を集めている清源水城で、同作品の人気にあやかって三日三晩かけて急ピッチで完成させたものだという。

ネットユーザーが27日に書き込んだ情報によると、夜に現場を訪れた際に、子どもをモニュメントの上に立たせている親がいるのを見つけ、自宅に帰ってみるとネット上で腕が折れたとの情報が出回っていたという。また、モニュメントの近くには池があり、そもそも子どもを付近で遊ばせていること自体危ないといった意見も出ているようだ。

同県の関係者は28日、モニュメントが先週末に完成したばかりだと明かしたうえで、現在は周りを囲った上で専門の作業員が修復を行っているとコメントした。

この件について、中国のネットユーザーは「きっと大人も乗ったんだろうな」「みんな熱狂的過ぎるんだよ」「いやいや、熱狂的かどうかは関係なく、シンプルにモラルの問題だ」「囲いをしても、乗り越えるやつが出てくる」「そもそもこのモニュメント、著作権の問題はないのかな?」といった感想を残している。(編集・翻訳/川尻)