キム・イェジ【写真:ロイター】

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韓国のキム・イェジ、世界からの注目いまだ止まらず

 パリ五輪で世界的な“バズ状態”となった女子射撃選手に、ゲーム会社などからモデル起用の問い合わせが殺到しているという。女子10メートルエアピストルで銀メダルに輝いた韓国のキム・イェジがニュース番組に出演。芸能活動にも「射撃にもっと関心を持ってもらいたい」と前向きなようだ。

 韓国紙「ソウル新聞」が、放送局「Jtbc」のニュース番組に出演したキム・イェジの発言を伝えている。自身が世界で話題になったことについて「私はいつものように銃を撃ったまでで、よくわからない」「ただ銃を撃っただけなのに素敵だと思ってくれてありがたい」と話した。

 キム・イェジは五輪で銀メダルを獲得したタイミングに合わせて、過去の大会動画が世界中に拡散された。射撃用のメガネをかけた黒ずくめの姿で、冷静に標的を打ち抜いていく姿が、欧米の映画関係者やファンから「次のジェームズ・ボンドの悪役だ」「恋に落ちた」と大絶賛されていた。関連動画は2500万回以上再生されたとされる。

 帰国後は芸能事務所「フルフィル」と契約した。ただこの番組出演では映画出演について「決まったものはない」としている。一方で「芸能界はもちろん、ゲーム会社や米国の企業などから広告出演のオファーがあるのは知っています。練習と試合に無理のないラインで撮影する計画」と続けている。

 それも、射撃という種目にもっと光を当てたいからだという。「(射撃は)あまりにも人気がない種目なので、私たちは人気種目の選手たちが享受することを受けられなかった」とした。映画出演についても「私の名前には射撃という札が付いているので、射撃をもっと知ってもらえればいいなと思ったことがある」と前向きなようだ。

(THE ANSWER編集部)