「本当に酷い」井上尚弥戦を裁いた審判が物議 フルトンの苦言に海外同調、直近の試合では異例の交代
メイウェザーのエキシビションマッチでは途中で主審が交代する異例の事態に
ボクシングの前WBC&WBO世界スーパーバンタム級2団体統一王者スティーブン・フルトン(米国)が、昨年7月に現世界同級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)に敗れた試合の主審に苦言を呈した。物議を醸している同審判の直近の試合映像を引用し、「クソな審判だよ」と主張している。海外ファンからも「本当に酷かった」「確かにダウンをカウントすべきだった」と同調する声が上がっている。
騒動になっているのは、24日(日本時間25日)、メキシコシティで行われた元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー氏と、プロ格闘家のジョン・ゴッティ3世(ともに米国)のエキシビションマッチ。米放送局「FOXスポーツ」などによると、2回に後頭部に打撃を加えたと指摘されたメイウェザーは、ヘクター・アフ主審(パナマ)と口論に。3回から別の審判と交代する異例の事態となった。
X上で拡散された映像にフルトンも反応。映像を引用しながら「負けていなかったとは言わないが、まあ聞いてくれよ。こいつは、俺のグローブがキャンバスに触れた後も、イノウエに俺を殴らせた同じレフェリーなんだぜ。注意も何もなかった。クソな審判だよ」と投稿した。それが勝敗を分けたと言い訳するわけではないとしつつ、昨年の試合を裁いた因縁あるレフェリーの判断に改めて疑問符をつけた。
海外ファンからは「この審判、本当に酷かった」「レフェリーがバカなのは事実」「判定の質が求められている」「確かにダウンをカウントして、あなたにリカバリーの時間を与えるべきだった」と同調する声が寄せられた。フルトンも「まさに。彼は酷い審判だ。イノウエのパフォーマンスにケチをつけるわけじゃない。単に審判について話しているんだ」とあくまで審判の質の問題だと強調した。
一方、「公平を期すために言うと、彼は間に合わなかったんだよ」と指摘する声も。フルトンは泣き笑いの絵文字をつけながら「(笑)でも彼はそれについて何にも言うことすらなかったんだ」と返信した。
(THE ANSWER編集部)