すでに横浜市内入りしたとの情報も…石丸伸二が都知事に続いて狙う「横浜市長の椅子」

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論破王が横浜市長の座を狙う

石丸伸二氏(42歳)が来年夏の横浜市長選に出馬するのではないか」

いま、横浜市議の一部の間でまことしやかにこう囁かれている。

7月の都知事選直後、石丸氏は横浜市内某所で横浜市政関係者と面会。そのとき、「(横浜市長選は)選択肢の一つです」と話したという。

石丸氏といえば、大政党や組織をバックに持たず、人口約3万人の広島県安芸高田市長から都知事選に挑戦。「論破」を得意とし、ネットを最大限に利用した選挙で166万票をたたき出した。

「彼は今回ネットを中心に個人献金を3億円近く集めました。一方で選挙戦は全国各地からボランティアが5000人近く集まって手伝ってくれたので、カネもそれほどかけなくて済んだ。軍資金はまだ2億円近く残っているとみられ、次はどこの選挙に出るのかが最大の注目点です」(石丸氏の選挙に関わった関係者)

総理に真っ向勝負を挑む

選挙後は国政進出の可能性について「選択肢としては当然考えます。たとえば衆院広島1区。岸田総理の選挙区です」と答えて話題となった。

後日、周囲に「広島1区と言ったのは、その時の総理のところに一騎打ちを挑むって意味です。戦国時代の一騎打ちで、国民を熱狂させることができる」と釈明し、「次の一手」を明かさない。

とはいえ、国政に進出しても政治家としてできることは限られている。知事や市長など「一国一城の主」のほうがはるかに目立つ。そして横浜市は人口370万人を誇る国内最大の都市だ。

一方、現市長の山中竹春氏(51歳)は続投に意欲的とみられる。

「元々は立憲民主党の推薦を受けて当選しましたが、今では横浜選出の菅義偉元総理と良好な関係を築き、自民党とのパイプもある」(地元記者)

石丸氏が出馬を決断すれば、既存政党vs.無党派層の構図に持ち込むのは間違いない。来年の夏、横浜を舞台に「石丸劇場」が再演されるのか。

「週刊現代」2024年8月24・31日合併号より

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