JR西日本が参入するQR決済サービスの専用タグとスマホの決済画面

 JR西日本は21日、QRコード決済サービスに鉄道会社として初めて参入すると発表した。サービスの加盟店がJR西に支払う決済手数料を抑え、売上金の受け取りを最短で翌日に設定。小規模店舗の参入障壁を下げることで加盟店を増やし、沿線地域の経済活性化を狙う。今後金融庁への事業者登録を完了させ、2025年春の導入を目指す。

 サービス名は「Wesmo!(ウェスモ)」。店舗で商品を買った客はNFCと呼ばれる通信技術を用いた専用タグにスマホをかざすか、記載のQRコードを読み込んで決済する。乗車券購入にも使えるポイントをためたり使ったりでき、鉄道利用者を取り込む。