ホワイトの“妨害作戦”がもう使えない? photo/Getty Images

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昨季猛威をふるったアーセナルのセットプレイだが、今季は作戦変更を余儀なくされるかもしれない。

アーセナルは昨季、コーナーキックの際にDFベン・ホワイトを相手GKのそばに立たせ、GKの動きを制限するような作戦をとっていた。多くのクラブがこの“反則ギリギリ”の作戦に苦しめられたが、今季からは本当に反則となる可能性が高い。今季のプレミアリーグのいくつかのルール変更が発表され、そのなかにボックス内の選手へのホールディング、ブロック、妨害行為がより厳しく罰せられるという項目が含まれている。

ホワイトによるGKのブロックや進路妨害はこれに当たる可能性が高く、アーセナルはコーナーキック時の作戦を考え直さなければならないかもしれない。

しかしアーセナルのセットプレイコーチのニコラ・ジョバーはプレシーズンでも新たなアイデアを垣間見せており、親善試合のリヨン戦では完璧にデザインされたコーナーキックからCBのウィリアム・サリバとガブリエウ・マガリャンイスがともに1点ずつを挙げて勝利。接触プレイに頼らずとも、ターゲットの選手がうまくマークを外せる方法をジョバーは模索し続けているようだ。

昨季はセットプレイからもっとも多くのゴールを挙げたチームとなったアーセナル。今季もその記録を継続できるか注目だ。