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2019年の企画発表以来、大幅な製作の遅延が続いている(MCU)版『ブレイド(原題)』について、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長が現状をコメントした。

『ブレイド』では製作決定からの5年間で監督が2人離脱しており、1人目のバッサム・ターリクは、2022年9月に撮影を翌月に控える中で急きょ降板。その後、2人目のヤン・ドマンジュも1年半にわたり開発に携わったが2024年6月に離脱。脚本開発にも紆余曲折あり、企画を持ち込んだ主演のマハーシャラ・アリが苛立ちを募らせているとの。

このたび、米BlackTree TVのインタビューに応じたファイギは、『ブレイド』の企画難航について、「この2年間、私たちは懸命に努力してきました。最も大切なのは、急ぐことなく、正しい『ブレイド』の映画を作ること。素晴らしい『ブレイド』の映画が過去に存在しますから」と語った。

ファイギが言及した「素晴らしい『ブレイド』の映画」とは、ウェズリー・スナイプスが主演し、今でも熱い支持を受けている『ブレイド』3部作(1998~2004)のこと。ファイギは「どれもR指定の作品でしたが、それはと同じくキャラクターに固有の要素だからだと思います」とも話した。すなわち、MCU版『ブレイド』もR指定となるか?

既報によると、『ブレイド』は夏のうちに脚本を仕上げ、監督の後任者に送られるとのこと。撮影開始は2024年秋、米国公開は2025年11月というタイトなスケジュールが想定されているが、現時点では新監督もまだ発表されておらず、秋に撮影を始められる見通しではないようにも思える。ファイギの言葉通り、マーベル・スタジオが『ブレイド』の製作を本当に急いでいないのであれば、再びの公開延期が決断される可能性もありそうだ。

映画『ブレイド(原題)』は2025年11月7日に米国公開予定。

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