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映画『&ウルヴァリン』は、(MCU)史上初めてアメリカで“R指定”を受けた一本だ(日本でもR15+指定)。『デッドプール』シリーズといえば血みどろのバイオレンス&アクションと、Fワードを含む過激なジョークが特徴。もちろん、その精神はMCUに合流しても変わらないということだろう。

(2008)でのユニバース誕生以来、MCUの指揮を務めてきたマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は、この事実をどう捉えているのだろうか? MCUファンのなかには、初めてR指定作品を観る人もいるのでは……。

米が「この映画を観るのは何歳になってから?」と聞くと、ファイギは「それは保護者の指導によりますね」と言葉を選んだ。しかし、同時にこのようにも言っている。「非常に健全な映画ですよ、汚い言葉とゴア表現がたくさんあるだけで」。

本作のプロモーションにおいて、ファイギはこの姿勢を貫いている。米では「誰でも観られる最も健全なR指定作品」だと宣言し、「信じられないほどエモーショナルな映画。友情や家族、そして家族のような絆で結ばれた人々を祝福する作品です」と強調した。

「我々にとっては初めてのR指定ですが、デッドプールの映画としては3度目のR指定。ライアンが過去2作で築いたものに忠実でありたかったし、そこを覆す気はありませんでした。[中略]たとえR指定のいかがわしさに注目が集まっても、実際に映画を観れば、この作品の温かさに気づくはず。個人的には『デッドプール』前2作以上です。FワードやR指定を乗り越えて、この映画の優しさに触れてもらえるのが楽しみです。」

ところで、デッドプール役のライアン・レイノルズとウルヴァリン役のヒュー・ジャックマン、監督のショーン・レヴィは本作のR指定をどのように考えているのか? ファイギと同じく「この映画を観るのは何歳になってから?」と問われると、レヴィは「明らかにR指定だから、薦めることでトラブルになりたくない」と困惑。一方、シリーズの旗振り役であるレイノルズは強気の姿勢だ。

「たくさんの子どもたちが『デッドプール』(2016)と『デッドプール2』(2018)を観てくれました。僕の子どもたちも観ています。そして、彼らはダメージを受けた。しかし、決して“R指定にするためのR指定”ではないんですよ。ほとんどは(デッドプールという)キャラクターのためで、彼は下品だし、脳みそは7歳児の頭の中にある食べかけのオムレツみたいだから。」

これに反応したのがジャックマンで、「僕が責任を取ります。2歳児はダメ」とジョークをひとこと。レヴィが「そうだね、3歳が基準だ」と応じると、レイノルズも「114歳もダメ、生きて帰れないから。オムツをしてる人はみんな」と重ねた。

ちなみに米国では、R指定だと「17歳未満は保護者の同伴が必要」。保護者にも「小さな子どもたちを連れていく前に、あらかじめ作品についてよく理解しておいてください」と呼びかけられている。

映画『デッドプール&ウルヴァリン』は2024年7月24日(水)世界最速公開。

Source: Variety(, ),

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